ゴールデンカムイ第四十話　ボンボン

待ってました、鯉登少尉過去回！！

以下ネタバレ含みます。
閲覧は自己責任でお願いします。

え…？あるよね…？？

4期発表があってからもそういう不安がつきまとうほど公式さんからの情報がなかったこの回。
予告が出た時、本っっっ当に嬉しかったです！！
そして一気に期待が膨らみました。

CV誰…？

14歳・16歳の鯉登少年が出てくるので「CVって誰がやるんだろう？」とも思ってました。
鯉登少尉のCVは小西克幸さんです。
もしかして小西さんがショタ声（というほど小さくないけど）を…？とドキドキワクワクでした。

そして放送当日！！

この日は朝から落ち着かなかったですね（笑）
いざ始まると体感5分…。
怒涛の展開でしたが原作要素もしっかり取り入れていて、泣けばいいのか笑えばいいのかな30分でした。
いや想像していた以上によかった…。
そしてCVは小西さんでした！！！
めちゃくちゃ可愛いお声で……改めて声優さんってすごい…と実感しました。

アニメはコミック加筆修正Ver

実は本誌を読んでいる方には分かるのですが本誌の鯉登少年は最初から結構いい子でした。
鶴見さんにぶつかった時、ちゃんと自分から謝罪しているんです。
それが単行本加筆では見事なクソボンボン（笑）になっていてビックリでした。
きっとあぁした方が後々の彼の変化や鶴見中尉に心酔する理由が更に明確になるからなんだろうな～って解釈です。
ちょっと気弱な？しおらしい？本誌の鯉登少年も色んな人に見てほしかったです（笑）

とにかく可愛い

鯉登少年、とにかく可愛かった…。
最初は威勢よく突っかかるも、鶴見さんに叱られてすぐにしゅん…となる。
初めて会った鶴見さんに心を許して色々喋っちゃう。
根底にある素直さが隠せていないというか…。
鶴見さんにとって必要なコマだったからと言われればそうなんですが第七師団大好きな私は鶴見中尉の言動全てが嘘だったとは思えないんです。
実際あの時の言葉は14歳の鯉登少年の心を癒してくれたと信じています。
だからこそのちの展開地獄だな…ってなるのも確かですが。
この場面で彼の抱える悲しい過去、家族への想い、コンプレックスなどが明かされて涙なしには観られませんでした。
でも別れ際の「また会えもすかねぇ」は表情とお声がマッチしまくって思わず「可愛い…」って呟いちゃうくらいキュートでした。

聡い16歳

黒幕鶴見中尉による鯉登少年誘拐事件が起こった時、彼は16歳です。
アニメでのあまりの見事な攫いっぷりにビックリしました（笑）
ロシア人（に扮した尾形、月島、菊田）に囲まれ、体の自由を奪われても毅然としている鯉登少年の姿に涙が出そうになりました。
電話口に出た時の
「兄のような（立派な）息子になれなくてすみません」
「自分は生まれてこなかったものと思って」
と父に告げる鯉登少年。
え？16歳でこんなこと言える？ですよ。
彼は自分の家が世間的にどういうものなのかきっちり理解していて、父の立場もちゃんと分かっていて、自分がどう振る舞うべきかも悟っている…。
奇行が描かれることの多い鯉登少尉ですが実はすごくすごく頭がいい！！（勉強ができるとかじゃなくて）
その頭の良さ（頭の回転の速さ）は後々存分に発揮されることになります。

鯉登父は金カムでは珍しいタイプ

息子の誘拐が発覚し、おそらくロシアが絡んでいると分かった時に彼は「音之進には死んでもらう」と言い切りました。
軍人として当然の判断なんでしょうが……国のために我が子を躊躇なく差し出すってすごいですよね。
でも最終的には自ら敵陣に乗り込む。
頑張った息子をきっちり褒める。
多くは語らずとも鯉登音之進って人はすごく愛されて育ったんだなって分かるお話でした。

バルチョーナク

尾形が鯉登少年に向かって言い放った「バルチョーナク」はロシア語で「ボンボン」という意味です。
いい意味ではなく、馬鹿にする言葉なので言われた方はいい気はしません。
が、鯉登少尉はまだ意味を知りませんでした。
アニメでは誘拐時に1回、二人のすれ違いざまに脳内で1回という演出がなされていて「何で2回言った！？」って話題になっていましたが私はアニメしか観ていない方には親切なのではと感じました。
尾形が誘拐に関与していたことを印象付けるにはとても分かりやすく、時間を費やさなくても「は！？」ってなるいい演出だな、と。
今は鯉登少尉のお世話係的ポジションにいる月島軍曹も関わっていたと発覚するのですがそこまではまだ少し時間があります。
余談ですがアニメに出てきた異国の言葉って覚えがちですよね。
私も使い道ないのに「バルチョーナク」ばっちり覚えちゃいました（笑）

温度差！！！

最後の次回予告、盛大に笑ってしまいました（笑）
ボンボン回をやった次が「シネマトグラフ」って……。
月島軍曹、俳優ばりに毎週違う役を演じられるのね…。
内容は観てのお楽しみということで！