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2:ビジネスの未来書評

今更かよってツッコミされそうでしたが、読みたくて読んでいなかった、山口周さんの本。
昔、独学の技法みたいな本を読んだことがあり、その時に感じていたテイストでは、「独学大事やでー、満遍なく勉強することが大事やでー。」みたいなテイストだと思って読んでいたのですが、大きく様相が異なっていると感じました。。
(アートに対する魅力を伝えてくるあたりは山口さんらしいと感じました。)

まず本書だと、今の日本経済はそんなに悲観する必要はない、世界全体として名目GDPの成長率は下がりつつあるという話があります。
そりゃこんだけ戦争に対して世界全体がNegativeになっている状態では、そもそも、戦争があり、消費として需要が必要に駆られるから、経済成長が爆発的に成り立っているのであって、今のご時世で、大量消費からKoto消費になっている状態では、そもそも物質が飽和状態にあるからこそ、GDPは確かに上がらないのかと関心。。

その中でかつてに日本の大企業を含めて普遍性が高く、難易度が低いものに着手しており、それを水平的に販売することで経済成長を遂げていましたが、今後、難易度が高い、もしくは、普遍性が低いものを攻めようとすると、経済合理性の曲線に阻まれてしまう。。じゃあそこの未解決問題踏み入れないといけないよね。
そうなったら資本主義経済の合理的考えじゃむずいよね。。

みたいな考えと感じました。

じゃあ、経済合理性を追い求める豊かさ、有限な絶対的ニーズでなく、他人に優越するために必要なニーズを結局追い求める豊かさでなく、本書では、よりコンサマトリーな社会を目指していかないとと言っている。つまり交友から得られる喜びやものを見たときの快楽なんかなど。。
そんな経済合理性でないものを目指すには「1社会的課題の解決」「部下的価値の創出」をしていかないといけない。
そのために、まずは【衝動】が重要でそのためにまずは「なんでもやってみる」
そしてその上でわかってきたところに、真にやりたいことに取り組み、真に応援したことやものにお金を払い、それを達成するために政府はUBI(ユニバーサルベーシックインカム)が重要。
みたいな話ではある。

自分は今転職のエージェントをやっていて、この【衝動】をワクワクを、定義する仕事がやりたいと思っており、はっとされていた。目標としての経済的合理的なものでなく、その人の人生のトリガーになるために何をすべきか。。

自分のやっている仕事は本質的には転職をしてもらうことだが、それであればエージェントはいらない、エージェントとしての自分を介して、その人の人生に少しでも「衝動」もプラスアルファできればええやーんみたいな感じで思いました。。

まあ話戻りますが、キャリア形成の80%は偶然とスタンフォード大学のクランボルツ心理学教授も言うように、とにかくやってみることが重要で、浪費や無駄は人生には必要。そしてまあこれピカソとかでよく言われていることですけど、量が質を定義すると言うことも書いておられました。。

その上でキャリアについても書いてあり、大企業含め、企業はいかにその企業に従順な人を求めているか。。個性など企業は求めておらず、自分の会社に貢献できるソルジャーを求めている。(まあそうですよね。。何か個性出したければ、結局資本家か起業家しかないよね。。)
そんなところ表面的なスキルチェックだけでなく、マクレランド(ハーバード教授)が、行っていた、コンピテンシーとして、困難に対してどう取り組むのか、で思考特性や行動特性を見るようになってきた。。。

つまりいかに転職をする時にも、企業に私は従順ですよー、やめませんよー、御社の売上に貢献しますよー。ってアピールすることが大事。

まあ企業はその人の人生なんか、そんなに考えていないし、法人として見ているステイクホルダーは君だけじゃないさと言われているよう。。

結論、この本を読んで感じたのは、常に何事もやってみる、そしてその何事もやってみて、トライエラーをしながら、経済合理性のためにやる仕事でなく、自分が本当に良いと思える仕事に会うことが重要!そしてその仕事を何のためにやってみるのか?

それが本質的に幸せなんじゃね?そのためには、世の中の今まで見ていない負や文化的側面にも目を向けて見ましょー
的な話を書いていると感じ、
なんか背筋伸ばされた感じがしためっちゃ役に立ちましたー。

と言うことで、これからもトライアンどエラーをもっと繰り返すようにします。。

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