見出し画像

スニーカー風姿“靴”伝 #1 ソールの黄ばみ落とし

スニーカー解体新書とは別に、スニーカーの修理、メンテナンス、カスタムなどを扱うシリーズを記録していきます。スニーカーとは謳っておりますが、スニーカーに関わらず様々なシューズを取り上げたいと思っています。
第一回目は、スニーカーのソール黄変への対応です。いわゆる黄ばみです。

コンバースの定番、ジャック・パーセルです。新品のまま一度も履いてないのですが、左足のみソールが黄変してしまっています。原因はいわゆる日焼けによるものだと思いますが、現物は写真以上に黄ばみが目立ちます。
実は黄ばみ自体に関して、自分は嫌いじゃないです。むしろコンバースやヴァンズなどのバルカナイズドシューズに関しては、真っ白なソールよりも少し黄ばんでいる方が好きだったりするのですが、さすがに左右片方だけの黄ばみが目立つのはカッコ悪いなという感じです。

爪先近影です。左足ソールの黄ばみがかなり目立ちます。これではさすがに履けないなぁと、、、

左足のソールは全体的に黄ばんでしまっています。ちなみに、ソールの汚れは消しゴムなんかで落とせますが、黄変となると消しゴムでこすっても全く意味ないです。汚れは付着ですが、黄変はゴムという素材が化学変化を起こしてしまっているからです。こうなると、化学変化を再度起こさせるしか対処方法はありません。

そこで登場するのが、花王のワイドハイターEXパワー。これ、衣料用漂白剤なんですが色柄は落とさず白を際立たせる洗濯時の定番なんですが、スニーカー好きにはソールの黄ばみ落としに転用できる便利な洗剤としても結構知られている存在です。

ソールの黄ばみ落とし専用の薬剤も販売されていますが、実は成分的にこのワイドハイターEXパワーとほぼ一緒だと言われています。スニーカー専用薬剤は2,000円前後もするのですが、こちらは200円強です。成分同じで効果も同じなら断然こちらを使った方がよいです。

使い方は簡単。黄ばんだソールにブラシやハケ(使い古しの歯ブラシで十分です)で液剤を塗るだけなんですが、あまり強くない漂白剤とは言えども、アッパーに意図しない影響が出てしまうと嫌なので、念のため液剤を塗る前にマスキングしておきます。

マスキング後、ソールに液剤を塗って、さらにシューズ全体をラップで包みます。何故ラップでくるむのかは、薬剤の蒸発を防ぎ、ソールに薬剤を定着させる意図なんだと思います。

後はそのまま天日干しするだけです。半日以上は干した方がいいと言われていますが、条件は晴天時が必須です。曇りや夜間もできるようですが、その場合はドライヤーで熱風を当ててあげる等の処置が必要みたいです。(自分はやってみたことないのですが)
要は太陽光の「熱」が成分作用に重要な役割を果たしているみたいです。

6時間強放置後、ラップを剥がしてソールの薬剤を水で落とした状態です。黄ばみは落ちたのでしょうか?

右足との比較です。左右の色の違いがほとんど分からない状態まで白くなっているのが分かりますでしょうか?

前からです。ほとんど色の違いが分からない状態になっています。

爪先同士の比較。ほぼ一緒の白さです。
200円ちょっとの主婦御用達洗剤でここまでの効果がありますので、ソールの黄ばみが気になっている方は是非お試しください。

#スニーカー
#ソール黄変
#ワイドハイター
#コンバース
#ジャックパーセル


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?