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なぜ写真を撮るときにモノを置かない方がいいのか
「撮影の時に小物はどうやって置けばいいですか?」
「何を置けばいいですか?」
と聞かれることがあります。
わかります。小物を使って綺麗にスタイリングした作品写真って、とっても素敵ですよね。
でもそれは基礎ができた作家さんがやることです。
素人が簡単に手を出したらあかん
きれいに小物を使ってスタイリングされた写真。
でも作家さんもすぐに素敵なスタイリング写真を撮れたわけではないと思うんです。これまで地道に基礎固めをしてその中で自分らしい写真を追求して行った結果、より素敵な作品写真が撮れるようになったのです。
撮影始めたての作家さんがマネすると大変危険です。素人が簡単に手を出したらあかんっていうやつです。
なぜかというと、作品以外の物を置くことで、作品そのものの情報が伝わりにくくなるからです。
いくつか例をお伝えします。
作品の横にコスメや香水や造花を置いたりする作家さんがいます。上手く配置できればいいのですが自信がない人がやると、販売したい作品がどれなのか瞬時に判断できなくなるんです。
この作家さんは香水を売ってるの?それともこっちのお花の造花?これはコサージュなの?!なんて。
他にもハッキリとした色味の小物を置く人がいます。
これは作品の色味よりも小物の方が目立ってしまい、作品の存在が薄くなってしまいます。
小物にお金をかける前にやることはある。
このように小物を使ってスタイリングするには、構図や、ピントの合わせ方や、ボケの作り方、またカラーバランスなど、いろいろな要素を勉強してからでないとただのお邪魔虫になってしまう。せっかくお金をかけて買ったのに…とても残念ですよね。
「何かしっくりこないなぁ。あれ?この作家さんの作品は周りに小物が置いてある!素敵だなぁ。じゃあ私も置いてみよう。」
わかります。単純に考えると、参考にしてしまいますよね。僕もやってました。
でも、使いこなせないものは増やさないでください。
小物を買うのにもお金がかかります。
もちろん基礎の写真が撮れるようになったら、少しずつ自分らしい写真を撮れるようにしていきましょう。
カメラを新しいものに変えたり、小物を取り入れてみたり、プロに依頼してみたり。
でもそれは販売を開始して、少しずつ作品が売れてからの話。
まずは今あるもので、あなたの作品をシンプルに伝える写真を撮ってみませんか?
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