雑記(2023年9月28日)

この本の値段問題は根深い。
自分も昔なら2冊買えた金額で、1冊しか買えないなって思うことは多々ある。

文庫は厚さにもよるが、1000円近くする時代だと単行本は2000円ぐらいしてしまう時代だ。

一つ言えるのは、紙のコストが上がり、冊数も右肩下がりなので、初版の刷り数がある一定に達さないと、一冊あたりのコストは上がってしまう。
本の良さはその多様性にあるのだから、出版社の統合、作家の削減、ひいては作品数を落とすなどはもってのほかなので、やはり作品の付加価値を上げて、1冊でも多く初版が刷れるようにして、コストを下げるしかない(それでも限界はある)。
ここには業界として解決できてないない問題は触れられていないが、業界として変わらないといけない部分も多分にある。

一つ言えるのは、多様な娯楽がある今の現代において、「読書」という行動の価値を再度捉え直す必要があるし、上げていかなくてはいずれはその業界自体が消えてしまうということだ。

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