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神奈川散歩

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神奈川県内をウロウロしたときのお話です
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2024年1月の記事一覧

【神奈川県鎌倉市】夏の終わりに最後のキスを 腰越漁港を歩く 23.09.30_13:30

 腰越漁港は、日本有数のサマーリゾート地、湘南江の島に隣接するひなびた港。  二回の東京オリンピックのヨット競技場と漁港が並んでいる奇跡。  鯵としらすが名物です。  物流が発達したから湘南しらすはそこそこブランドだけれど、昔はホントに海辺でしか食べられなかった。  茅ヶ崎育ちの自分にとって当たり前のようにそこにあったものだから、そのありがたさに気がついていなかったっていうのは贅沢な話だ。    ガキの頃海の近くで育ったから、同級生には漁師の子供とか釣り船屋の子供と

【神奈川県鎌倉市】夏の終わりに最後のキスを 湘南の漁村、腰越の街散歩 23.09.30_13:00

 龍口寺から先、江ノ電が路面電車になるところが腰越だ。  日本有数のサマーリゾート地、湘南江ノ島と隣接しているのに、今も独特な雰囲気を残している。  行政区分的にここから鎌倉市。  処刑場であった龍口寺、義経詫び状の満福寺があるけれど、つまり昔はこの場所は鎌倉の外であったという証拠。  だからかわからないけれど、腰越の街は長閑です。  江ノ電の雰囲気がそうさせるのか?  長閑でなければ路面電車なんて走らせられないかも。  路面電車が生き残るようなところだから・・

【神奈川県藤沢市】夏の終わりに最後のキスを 日蓮法難龍口寺 23.09.30_12:15

 日蓮法難龍口寺。  藤沢片瀬の龍口寺は、元鎌倉幕府の処刑場であった場所。  ここで処刑をされるはずだった日蓮が雷光により助けられた話は眉唾だけど有名。  不浄の処刑所だったり、義経詫び状の満福寺と合わせて腰越のあたりは鎌倉の外だったんだよなぁと改めて思ったりする。  日蓮宗の龍口寺の山門前から江ノ電は路面電車へと変わる。  日本随一のサマーリゾートと漁師町を分ける役目をしている。  片瀬山の山肌にへばりつくような境内。  海からの心地いい風が吹くけれど、日差し

【神奈川県藤沢市】夏の女神に最後のキスを すばな通りを龍口寺へ 23.09.30_11:30

 9月も末だというのに一向に酷暑が弱まる気配がない。  このままでは10月になってしまいそうな勢いなので、とりあえず夏の女神に最後のキスをするため、この時期毎年恒例腰越あたりを散歩しに来た。  というわけで、まずは江ノ島すばな通りから。  小田急線を片瀬江ノ島駅で降りて・・・  江ノ電やモノレールの駅から江ノ島へと続くすばな通りを逆流。  江戸時代から続く江ノ島弁財天への参拝道。  両手を広げるとついてしまいそうなほど狭い道路は昔ながらの土産物屋と新しい食べ物やが

【神奈川県伊勢原市】伊勢原日向の石雲寺へ大友皇子の墓参り 23.09.17_09:20

 最近の歴史の教科書っていうものは、しれっと書き換えて当たり前のようにしているところがある。  若い頃、習ったことが当たり前のように覆るから歴史好きはうかうかしれいられない。  歴史学者は恥ずかしく思わないのだろうか?  学校の先生なんていい加減なものだ。  言われたら言われたまんま、教育に理念がない。  昔、壬申の乱といいうものがあった。  大化の改新の天智天皇が後継者の擁立に失敗した事件。  天智天皇の第一皇子大友皇子は、叔父の大海人皇子に敗北、縊死したというも

【神奈川県伊勢原市】日向薬師に参拝だ! 23.09.17_08:30

 伊勢原日向での稲刈りが始まり畦に彼岸花が咲いているという。  ならばということで訪れてみた。  そのついでに日向薬師を参拝です。  日向薬師は、かつては日向山霊山寺と名のり、子院12坊の大寺院だったそうだが、明治の廃仏毀釈で堂宇を消失、現在は宝城坊が寺席を継いでいる。  中世以来、薬師如来の霊場として信仰を集めていたので、今では日向薬師の名で親しまれている。  日本三薬師に数えられることもあり、鎌倉時代の歴史書吾妻鏡によると、源頼朝が北条政子の安産祈願に読経をさせ

【神奈川県伊勢原市】伊勢原日向の彼岸花 23.09.17_07:00

 9月に入り秋の気配が漂う・・・はずだったのに、酷暑の夏は一向に引く気がない。  それでも自然の摂理というものは進むみたいで、彼岸花が咲いたり、稲刈りのニュースがあったりする。  自然は気温や湿度に左右されないのだろうか?  日照だって馬鹿みたいに照っているというのに。  伊勢原日向での稲刈りが始まり畦に彼岸花が咲いているという。  ならばということで訪れてみた。    伊勢原日向は日向薬師や石雲寺の門前町(というほど人はいないが)。  大山裏街道としてそこそこ