金融機関所属でもない僕がグループ外のスタートアップ企業に出向として参画して感じた事

僕は昨年の8月からグループ外の企業に出向している。現在で約6ヶ月が過ぎた所だ。

籍があるのは金融機関や公的機関でもなく、ごく普通の事業会社だ。ここから資本関係のないグループ外企業に出向という、珍しい体験をしていると思う。

しかも僕が参画した段階で売上もWebサイトも無く創業者のビジョンを基に生まれたばかりのスタートアップ企業だ。そして行う事業は、「新規事業」だ。

新規事業ってスタートアップだから当たり前じゃん?
と思うだろう。
定義しておくと、企業にとって新しい事という新規事業ではなくて、世の中にとって新しい事という新規事業だ。
もちろん、他の企業が同時にやってるかもしれないが、まだ世の中で認知されていないビジネスを、僕のnoteでは新規事業と呼ぶ事にする。
この新規事業の取り扱いについては、何処かで触れてみたい。
例を挙げると
民泊前夜にairbnbが立ち上げたのは新規事業だけど今誰かが民泊を始めても、その人にとって新しいだけなので、ここでの新規事業とは呼ばない。

僕が参画している企業の新規事業について書くのは別の機会にするとして、
僕の状況としては、記事タイトルの通り

金融機関所属でもないのにグループ外のスタートアップ企業に出向している状況だ。

この状況には縁があって出向元、出向先の両代表から話を頂き参画する機会を頂いたとう経緯があるが、これも何処かで記載するとしてタイトル記載の本題である

(半年経って)感じている事に述べたい。大きく次のような事を感じている。

①新規事業は人を成長させる機会に富んでいる

②出向という立場で関わるのはベターじゃない

③簡単に手を組むべきだけど、簡単に直接採用はすべきでない

④スペシャルな才能と情熱を持つ人にリーチしている、リーチできる環境が必要だ

①と②は出向という立場にフォーカスした話、③と④は出向関係なく新規事業を進める上で感じた話だ。
それぞれ簡単に捕捉する。

①新規事業は人を成長させる機会に富んでいるに ついて

出向すると活動領域が変わる。それが新規事業なら尚更だ。どんどん新しい事をインプットしアウトプットしなければならない。
出会う人、一緒に関わる人も変わる。バックボーンが違うので常識も違う。どんどんアップデートしなくてはならない。
僕の場合、新規事業に関わる事で色々な人の紹介を受けて様々な方にあった。個性的な同僚達、圧倒的な能力のある上司にも出会った。
素晴らしい機会に恵まれたと感じている。
成長、刺激を求める人にはオススメできる。そして、これを出向というある種、セーフティネットがある状態でこの機会に恵まれたのは幸運だったと思う。

②出向という立場で関わるのはベターじゃないに ついて

いきなり①の話と矛盾するが新規事業に全力で向き合いたいなら出向はベターじゃない。
それは新規事業には熱量が必要だからだ。出向だから熱量を持てないわけではない。しかし、熱量は常に変わるのだ。特に正解のない、前例のない世界を生きる新規事業では折れようのないぶつかり合いが起きる事が容易に想像できる。
この時に出向の場合、袂を分かつ、離れる選択ができない事がデメリットだと思うのだ。

③簡単に手を組むべきだけど、簡単に直接採用すべきではない について

変化が大きく場面場面で必要なリソースが変わる。必要なリソースを必要な分だけ確保する為に、どんどん手を組むべきだ。
一方、量的に継続的にリソースが必要かは慎重に見極めるべきだ。そして、②の通り些細な事で袂を分かつ可能性がある。簡単に直接採用すべきではない。

④スペシャルな才能と情熱を持つ人にリーチしている、リーチできる環境が必要だ について

③に関連してになるがリソースが必要になる場面が新規事業には必ずあると思う。そしてその時、新規事業推進者は時間が無いのだ。
この際、リーチしている、リーチできる環境が必要だと感じている。

今、スタートアップ企業に出向して新規事業に参画して感じている事は大雑把に言うとこんな感じだ。
まだ出向中なので思いが変わるかもしれないけど。

こんな僕の経験に興味のある方はご質問、応援メッセージ頂ければ嬉しいです!

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