中島翔哉の中東移籍

今回の冬のマーケットでは、日本代表中島翔哉はUAEのアルアインへのレンタル移籍することになった。

同チームには既に日本代表の塩谷が数シーズンプレーしている。中島が昨年、念願のCLデビューを果たした時にはその数ヶ月後にまた中東の国でプレーすることになるとは思わなかった。

ただ、中島のキャリアを見ていれば、今回の中東のチームへのレンタル移籍は「寝耳に水」だっとかと言えばそこまででもなかった。他の代表選手に比べて独特なキャリアを歩んできた中島ことを思えば彼らしい移籍に思える(彼の内心はどうなのかはさておき)。

一般的に日本のサッカーファンは日本人選手、とりわけ代表クラスの選手が海外移籍するならヨーロッパの、それもレベルの高いリーグで研鑽を積んで欲しいと思っている。中島も本来はヨーロッパでのし上がろうと、育成年代の頃から意識してきたはずだ。

しかし、ポルトでベンチでただ燻っているよりは、レンタル移籍して中東の有名クラブで試合に出た方が本人にとっても、中東勢とアジア予選で戦うこともある日本代表にとっても良いことだろう。

例えば、中東地域のピッチコンディション、天候について少しでも多く把握している代表選手がいれば代表チームにとって心強い。

実際、アルアインでチームメイトになった塩谷は、森保JAPANでUAE開催されたアジアカップではメンバー入りして、チームの準優勝に貢献している。日本代表にとって、ヨーロッパではなくても代表選手が中東でのプレーで得てくるものは決して小さくないはずだ。2022年には一応中東のカタールW杯が開かれる予定だ。

中島が二度目の中東移籍で何を得てくるのか楽しみである。













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