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誰か私を歌詞にしてくれないか?


誰か私を歌詞にしてくれないか?

そんなことを思って毎日を生きている。
人生を物語と思えるほど幻想じみた思想はないが、
時々、私の一部分とか、日常の一部分だけは、
歌になるのではないかと思う。

2週間前に失恋したあと、
私はたくさんの衝動に駆られて、

新しいリップを買ったり、
放置していた年金の手続きをしたり、
自転車で初めて銭湯に入りに行ったりした。

デカい風呂に入ったあと、
まだ濡れている髪を自転車を漕ぐ風で乾かしたのは、髪には悪いけど、とても気持ちが良かった。

クッソ〜〜〜〜〜!って思いながら
今は脚のストレッチをしている。

きっと何かをしていないとあの人を
思い出して勝手に苦しくなるからだろうけど、
もう何日も泣いていない。

うっすら辛い、まだ友達の惚気を笑って聞けない、
そのくらい。

いつか絶対にあなたが過去になる日がくる、
私の中で薄まって、溶けて綺麗な過去になる。

それは私の御守りのような安心感と、
途方もない寂しさを同時に与えている。

別れてから、1度も連絡しないでくれて
ありがとう。

失恋してから筆が進むわ進むわ、
男に逃げず酒に逃げずnoteに逃げる可愛い私。

誰かこんな私を歌詞にして掬ってください、
なんてね、




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