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結局自分の身を守るのは自分

こんにちは。

寒くなってきましたね。朝、動き出すのが辛いですね。私は色々防寒しておりますが、子どもたちはパジャマ1枚で遊んでおります。なんて元気なの。

夫が冷たい手を息子の背中につけて「あったか~」と言うと、てっきり「ギャーー!!」とわめいて泣くかと思いましたが、「△△の背中あったかいやろ?」と嬉しそうに返すので笑いました。


さて。。。

組織サバイバルの教科書 韓非子(守屋 淳)を読みしました。

『論語』『韓非子』の内容から「組織とは?どういう人間心理で動いているのか?その対応は?」等を現代の会社運営にも活かせる視点で書いています。昔も今も人間心理はそんなに変わっていない。

論語と韓非子の中身を比較し、日本は論語的な年功序列、年上を敬う、上には盾突かない文化である、精神論、それがブラック企業化につながっているとの指摘もあり、なるほど~と思いました。

また、『組織サバイバル』と書いてあるだけに組織の中でつぶされないようどういった立ち居振る舞いをするのが良いか、したたかな戦略が書かれているのも面白かったです。

・権力がないものは権力がある側に、直接的には対抗できない。

・下手に対抗すると、怨みを買って後で仕返しされるリスクがある。

・もし、逃げられるのであれば、逃げた方が良い。具体的には2~3年で異動できるのであれば異動する。それまでは表面上は上に合わせたり、受け流すことでやり過ごす。ただし、上に合わせすぎて気に入られると、離してくれない可能性がある。

・転職する。

・どうしてもその場に踏みとどまって対抗しなければならない場合は、他から権力の源泉を借りてきて、それを武器にする。借り先は「さらに上のまともな上司」「社内のコンプライアンス室(の特に委託弁護士)」「公的機関等の外部」がある。

・上司に勘づかれないよう細心の注意を払いながら、徹底的に相手の情報を集める。自分が何をされたかについての詳細な記録もとっておく。「上司の頭が上がらない人物が社の内外にいる」との情報を得たら、そちらと仲良くなって、抑えてもらう。相手の「急所」を握ることで相手の権力を無効化する。

・上司が隠れて不正に手を染めているなどの「弱み」を握れば、それを上司の出世のライバルや敵対関係にある人物に情報を流し、葬ってもらう。

・自分自身が「この組織にはなくてはならない人物」になる。依存される人物になる。辛辣な言い方だが、バイトに頼られてもダメ。権力のある人に「〇〇に聞いてくれ」と言われるくらいに、例えば社内文書が作れる等何かに精通する。属人性を持つ。

ただし、社内ではできる人になるが、余りにも社内で使える能力に特化するので、転職には有利に働かない。


そして、最後に著者が述べていた『結局、自立や被依存こそ、理不尽な権力から身を守る強力な盾になる。それこそが、組織の中で自由のかけらを手に入れる手段ともなる』が心に刺さりました。

私自身、現状、何も変わらない職場の組織に辟易していますが、それなら転職すれば良い。でも、それができるだけのスキルがないのが現実。自立するだけの蓄えを自分の中に積むことが自由を得るためには一生必要なんだな、と思いました。

そして、私が関わることのあるDVを受けている女性の多くが、金銭的に自立できておらず、相手側に依存している。だから、自由に離れることを選べず、DVを受け続けている。洗脳された状態になるので、もちろん経済面だけが問題ではないですが。

自分の身は自分で守る。自分の人生は自分で舵取りできるようにしたい。


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