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1000日チャレンジ 563日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(序)

ゴールまで437日

★BMI:24.1

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強してみたい。

◎Introduction: Making History
(要約)
著者はまず、この本の始まりに際して、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアとヴァレンタイン・アンタランという2人の人物について書いている。前者はかのキング牧師、そして後者は著者の妻の父親である。前者はだれもが知っている人物だが、後者は身内以外にはあまり知られていない人物である。しかし、そのような知られていない人物にも歴史があり、歴史を作ったことを読者に語りかける。アメリカは建国時に「すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む、不可侵の権利を与えられている」ことを宣言したが、それは現時点でもおとぎ話のようにも思える。アメリカには、多種多様な人々がそれぞれの価値観で目的で野望で集まっている。アメリカの歴史というのは、有名無名にかかわらず、そのような人々が作ってきたものなのだと著者は記す。

★in terms of;~の観点から、endure;耐える、reputation;評判、invation;侵略、merely;ただ、単に、evade;逃れる、captor;捕虜、cruelty;冷酷さ、segregation;人種隔離、ingenuity;創意工夫、endurance;忍耐、fairy tale;おとぎ話、deed;行為、業績

この序章では、著者の歴史学者として歴史を記すことへの基本的な姿勢が語られている。2人の有名無名の人物を例に、あらゆる人の行いが歴史を作ってきており、それは読者1人1人も例外ではないということなのだろう。歴史学者としての矜持を感じる筆致で、この先、読み進めるのが楽しみになった。


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