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1000日チャレンジ 571日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(8. Boom Country)

ゴールまで429日

★BMI:24.0

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強してみたい。
8. Boom Country
(要約)
初期のニューイングランドの経済を支えたのは、金でも銀でもコーヒーでもなく、砂糖だった。やがて、最初の入植地であるジェームズタウンを中心に英国王が勅許したバージニア会社がタバコの種子をもたらし、タバコ・プランテーションが発展していく。最初、植民地では4年~7年の年季奉公という契約で先住民を雇用し、その後は自由になる仕組みを持っていた。やがて、スペインがアフリカから連れてきた奴隷を略奪する形で北米にもアフリカ出身の奴隷が増加していく。黒人のアンソニー・ジョンソンはそのような労働者として働いた後に、自由を手に入れ自らタバコ農園を経営するようになり、やがて奴隷を所有する側になった一人である。少なくとも初期のアメリカでの奴隷制度は確立されたものでは無かった。
★アンソニー・ジョンソン;Anthony Johnson 、1600~1670;17 世紀初頭のバージニア植民地で富を築いたことで知られる黒人のアンゴラ人。

prosper;成功する、繫栄する、rip-roaring;騒々しい、活発な、scarce;乏しい、sugarcane;サトウキビ、stalk;茎、confidence;信頼、秘密、council;地方議会、評議会、monotonous;単調な、grubbing hoe;くわ、backbreaking;ほねのおれる、legislature;議会、sheriff;保安官、執行官

◎この章では、初期の植民地を経済的にささえたものについて語られている。サトウキビやタバコの栽培が植民地の生活を支えていた。また、奴隷を使った大規模農園の運営が初期のころから行われていて、初めは年季奉公の形で、先住民や一部アフリカから連れてこられた黒人たちが雇われていた。このことが、この後、奴隷制度として確立されていくことになる。著者の語り口にも少し慣れてきて、細かい単語は気にせず読むことができるようになってきた。


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