見出し画像

1000日チャレンジ 851日目 宇都宮美術館「芸術家たちの南仏」①マン・レイ「骰子城の秘密」

ゴールまで176日

★BMI:23.6

★先日、宇都宮美術館で開催中の「芸術家たちの南仏」を観たので、記録として残しておきたい。

「芸術家たちの南仏」
◎概要
【会期】2023年7月2日[日]~ 9月24日[日]
【会場】宇都宮美術館
【主催】宇都宮美術館、下野新聞社
【企画協力】株式会社キュレイターズ
(以下、公式web siteより引用)
「暖かい日差しと豊かな自然、そして紺碧の地中海――。
南フランスに憧れ、一度はこの地でヴァカンスを過ごしてみたいという思いを抱いている人は少なくないでしょう。
 19世紀末以降、観光客の目的地として栄えていくなか、南仏の地は芸術家たちにとっても重要な場所となっていきました。太陽の輝きと豊かな自然、近代化の進む大都市の喧騒から離れた素朴な世界は、多くの芸術家たちを魅了しました。第二次世界大戦が勃発すると、「敵性外国人」として収容された芸術家たちや海外への亡命を求める者たちが、望むと望まざるとにかかわらずこの地に集まることもありました。戦後、何人もの芸術家が南仏にアトリエを構え、伝統的な技法を用いる職人たちとの協働の試みや、壁画や建築装飾などの大規模な制作が行われ、この時代を代表する作品の数々が生み出されました。
 本展では、30人におよぶ作家の作品や資料等およそ150点を通じて、19世紀末から20世紀にかけての南フランスにおけるモダン・アートの展開を紹介します。パリの喧騒から離れた穏やかな場所で交流し、協働し、競い合った芸術家たちの活動の痕跡をたどってみましょう。」

「骰子城の秘密」(さいころじょうのひみつ、仏: Les Mystères du Château de Dé)(マン・レイ作;1929年;神戸映画資料館)
マン・レイが監督したモノクロ16mm無声映画。二人の旅人がパリを出発して、地中海に面した現代的な城を訪れる。出演者は出資者のノアイユ子爵夫妻とその親しい友人であったマン・レイとジャック=アンドレ・ボワファール、作曲家のジョルジュ・オリク、ボモン伯爵とのこと。
※前半は、粗削りなロードムービー風。手持ちのカメラが車の振動で揺れる感じや、無意味に長い旅路も手作り感がある。そのうち、建物の紹介になっていくのだが、なかではマスクをして戯れる囚人服(水着?)の男女。プールやボールで戯れる。そこに旅人たちがやってくる。その間、度々、私的な言葉が字幕で挿入される。とにかく、わけがわからない。シュルレアリスムを映像化するとこんな風になるのかという作品。だいたい、こういう映像ものは全部おとなしく見ていられないのだが、30分弱、ずっと見入ってしまった。これまで、マン・レイの写真の作品は観たことがあったが、映像は初めて。楽しんで作っていることはよくわかった。

展覧会パンフレット↓
http://u-moa.jp/exhibition/pdf/2023exhibition_lemidi_v2.pdf


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?