1000日チャレンジ 491日目 「国立西洋美術館リニューアルオープン記念自然と人のダイアローグフリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」を観て(4)「刈り入れ(刈り入れをする人のいるサン=ポール病院裏の麦畑)」(フィンセント・ファン・ゴッホ)
ゴールまで509日
★BMI:24.1
★国立西洋美術館で開催中の『国立西洋美術館リニューアルオープン記念自然と人のダイアローグフリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで』を先日、観覧した。この展覧会で印象に残った作品数点を紹介したい。
◎展覧会概要(美術館web siteより転載);国立西洋美術館リニューアルオープン記念として、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館の協力を得て、自然と人の対話(ダイアローグ)から生まれた近代の芸術の展開をたどる展覧会を開催します。フォルクヴァング美術館と国立西洋美術館は、同時代を生きたカール・エルンスト・オストハウス(1874-1921)と松方幸次郎(1866-1950)の個人コレクションをもとに設立された美術館です。本展では開館から現在にいたるまでの両館のコレクションから、印象派とポスト印象派を軸にドイツ・ロマン主義から20世紀絵画までの100点を超える絵画や素描、版画、写真を通じ、近代における自然に対する感性と芸術表現の展開を展観します。産業や社会、科学など多くの分野で急速な近代化が進んだ19世紀から20世紀にかけて、芸術家たちも新たな知識とまなざしをもって自然と向き合い、この豊かな霊感源から多彩な作品を生み出していきます。
足元の草花から広大な宇宙まで、そして人間自身を内包する「自然」の無限の広がりから、2つの美術館のコレクションという枠で切り出したさまざまな風景の響き合いをお楽しみください。自然と人の関係が問い直されている今日、見る側それぞれの心のなかで作品との対話を通じて自然をめぐる新たな風景を生み出していただければ幸いです。
◎「刈り入れ(刈り入れをする人のいるサン=ポール病院裏の麦畑)」(フィンセント・ファン・ゴッホ);19世紀オランダ出身の画家・フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)が1889年に描いた作品(フォルクヴァング美術館蔵)
◎この展覧会のメインビジュアルになっている作品。初来日の作品。ゴッホらしさが詰まった作品だと思う。まびしいくらいに明るく黄金色に光る麦畑。それを刈り入れしている人。遠景には赤い屋根の家やゆがんだような林。そして大きな黄色い太陽。すべてのモチーフが、ザ・ゴッホという感じ。巷の解説書などでは、”死”のイメージが込められていると書いてあったが、私にはむしろ強い生の意志が感じられた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?