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1000日チャレンジ 115日目

ゴールまで885日

★BMI:23.9

★『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』(倉林秀男・原田範行著;アスク出版』”Scene2 王子とツバメの出会い” 「The Happy Prince」の続き。最初のミッションを終えて王子に別れを告げ、仲間の待つエジプトに旅立とうとするツバメくん。王子からもう一晩一緒にと言われ、第2のミッションを行うことに。今回の場面は、普段使わない単語も多く、辞書が必要。文法的な説明では、関係代名詞の継続用法の説明があったが、やはり、その文法的な分類を知らなくても理解できていた。中高時代も、文法的な分類や用語先行でなく、勉強できていたら苦手意識もなかったかもと思ってしまう。たくさん文章を読んでいると、そういう用法も理解できるようになるように思う。もちろん、先人が整理してくれた文法を理解することで、外国語の理解が正確に早くできるという意味はわかるのだが。それによって、初学者の苦手意識を誘引してしまっていないだろうか?と思った。

今回の部分では、はっきりした宗教的な比喩は無いようだが、登場人物の唇の色の表現、red as a pomegranate ざくろのように赤い、にはざくろが連想させる多産や豊穣といったイメージの他に、禁断の果実としての危うさを示しているのかも、とのこと。解説では、ロセッティの「プロセルビナ」の絵をイメージとして使っていた。私の好きな絵でもあり、確かに印象的な赤色ではある。宗教的な背景はともかく、この物語は、雨と夜と貧困のイメージからどんよりした白黒もしくは灰色の世界の中に、王子の像がもたらす、いくつかの小さな宝石だけに色がついているような、そんな印象を与えている。続きが楽しみ。

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