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1000日チャレンジ 409日目『A Degree in a Book: Art History: Everything You Need to Know to Master the Subject - in One Book!』Day11 ロココから革命へ③シャルダン

ゴールまで591日

★BMI:24.3

★原著『A Degree in a Book: Art History: Everything You Need to Know to Master the Subject - in One Book!』(John Finlay著;Arcturus ;2020年)、日本語版『1冊で学位 芸術史~大学で学ぶ知識がこの1冊で身につく』(上野 正道監修;ニュートンプレス;2021年)を読みながら、英語で美術史を学んでいく。取り上げられている作品の中から、気になったもの、好きなものをピックアップして紹介していきたい。分厚い本なので、気長にゆっくり進めていく。

◎『シャボン玉遊び』(18世紀フランスの画家 ジャン・シメオン・シャルダン(Jean-Baptiste Siméon Chardin、1699 - 1779)が1734年頃に描いた作品。ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵。

Soap Bubbles(ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)

シャボン玉は儚さを暗示するモチーフとして使われることが多いが、この作品でシャルダンがその意図をもっていたのかはわからないという。著者は、「啓蒙思想家が奨励したように、幸せで充実した人生を送るには経験的で地に足のついた学びが必要であることを教えて」いると指摘している。
ロココの画家として紹介されているが、この画家の描く風俗画はオランダ美術の流れをくむような一般の人たちの日常のひとこまである。そして、ブーシェのような華やかな色彩で描くわけでもなく、全体に落ち着いた色調で自然主義的な雰囲気も醸し出している。構図は三角形で安定していて、見るものの視点もシャボン玉に誘われ、シャボン玉の膨らんだ様子が緊張感をもたらしているように思う。

overtone;含意(an attitude or an emotion that is suggested and is not expressed in a direct way)、genre;ジャンル、simultaneously;(複数の事柄の発生・存在などが)同時に(happening or done at the same time as something else)、empirical;経験に基づいた(based on experiments or experience rather than ideas or theories)、advocate;主張する、sculpture;彫刻
(原著;Chapter8 p.167-168)

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