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1000日チャレンジ 664日目 ポーラ美術館「HIRAKU Project Vol.14 丸山 直文 水を蹴る―仙石原―」

ゴールまで336日

★BMI:24.3

◎先日、箱根のポーラ美術館で開催中の「HIRAKU Project Vol.14 丸山 直文 水を蹴る―仙石原―」展を観覧したので、記録の残しておきたい。
会期:2023年1月28日(土)~ 2023年7月2日(日)
会場:ポーラ美術館 1F アトリウム ギャラリー
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
出品作家:ベルト・モリゾ、ヴィルヘルム・ハマスホイ、ピエール・ボナール、エドゥアール・ヴュイヤール、アンリ・マティス、草間彌生、ヴォルフガング・ティルマンス、髙田安規子・政子、佐藤翠+守山友一朗

(以下、美術館公式siteから引用)
「HIRAKU Projectは、過去にポーラ美術振興財団の助成を受けた作家を紹介する展覧会シリーズです。第14回目となる今回は、国内外で数多くの展覧会を開催し、国内の主要な美術館に作品が収蔵される、日本を代表する作家、丸山直文をご紹介します。
丸山は1990年代の活動初期から一貫して絵画を描き続けています。カンヴァスを立てて描く伝統的な絵画の制作法とは異なり、丸山は、水を含ませた綿布を床に置き水平な状態で作品を描きます。にじみやぼかしを意図的に取り入れた画面の中でかたちの境界は曖昧に揺らぎ、アクリル絵具の鮮やかな発色とともに、判然としない夢のような世界を生み出しています。
今回の展覧会は、「水を蹴る―仙石原―」と名付けられました。水たまりを蹴り上げると、水面に映った静寂な世界が崩れてしまうように、私たちの足場がいかに不安定で、見知った世界が一変してしまう可能性と常に隣り合わせであるか。震災、パンデミックや気候変動を経験した私たちは、その事実を改めて目の当たりにしました。本展のタイトルには、世界の、あるいは私たち自身の不確かさに対する丸山の意識が顕れています。
展覧会の会場構成は、丸山と親交の深い建築家・青木淳が担当します。青木は、丸山の絵画からインスピレーションを得て、重ね合わせた布によるモアレを水面に見立てた会場構成を構想しました。仙石原は太古、湖の底にあった土地です。丸山と青木がつくり上げた、輝く薄いヴェールに包まれた展示空間は、水面を歩くような少しの不安とともに、誰も知らない世界へと私たちをいざなうでしょう。」

◎少し前に国立新美術館で「FACE展」を観た際に、初めて出会ってお気に入りになった丸山さんの展覧会が開催されていると知って、ポーラ美術館だけのために箱根まで出かけた。

★作家プロフィール;丸山 直文(まるやま・なおふみ)
(以下、展覧会オフィシャルサイトから引用)
「1964年新潟県生まれ、東京都在住。1990年代以降の日本の重要なペインターの一人として第一線で活躍を続ける。2008年芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。武蔵野美術大学造形学部油絵学科特任教授。主な展覧会に主な展覧会に「水を蹴る」シュウゴアーツ(東京、2022)、「流」ウソンギャラリー(大邱、2017)、「GROUND2 絵画を語る−⾒⽅を語る」武蔵野美術⼤学美術館図書館 (東京、2016)、「ニイガタ・クリエーション」(新潟、2014)、「浮舟」豊田市美術館 (愛知、2011)、「丸山直文–後ろの正面」目黒区美術館 (東京2008)など。2023年元旦には、最新作が日本経済新聞の紙面を飾った。」

◎丸山直文「水を蹴る(この間に)」

★水面に一人スタンドアップパドルボードのようなものに立って、パドル(竿)を水にさして進む人物。そこから波紋が大きく広がっていく。静かな色彩のついた水墨画のような作品。自宅のリビングにかけておきたいと思った。箱根まで足を延ばした甲斐があった。

展示企画書リンク
https://www.polamuseum.or.jp/wp-content/uploads/2023/02/20230208065428.pdf


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