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1000日チャレンジ 574日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(11. Be Careful What You Wish For)

ゴールまで426日

★BMI:24.2

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強してみたい。
11. Be Careful What You Wish For
(要約)
18世紀、ヨーロッパの7年戦争の影響を受け、北米では、スペイン、フランス、多くの原住民の王国の間で激しい戦闘が続く。フランスはスペインとの争いでフロリダからは撤退するが、カナダの森林地帯からセントローレンス川沿いに上流に向かい、ケベック、モントリオールを作る。彼らは先住民と毛皮の取引を行った。ここでビーバー戦争とよばれる、フランス、オランダ、先住民部族間の対立が発生し、長い戦争状態に陥っていった。また、フランスはミシシッピ川を下ってメキシコ湾に達し、ニューオリンズを建設する。フランスの入植地は北米に点在したが、いずれも川による物流をおさえることに成功していた。オハイオでは、イギリス、フランス、先住民による争いが起きていた。ここで戦うイギリス軍の中には、後の初代大統領ジョージ・ワシントン中尉もいた。1759年、ケベックでの戦いの処理に続き、北米の多くの地域の支配を確実にし始めていた。その頃、欧州各国は度重なる戦争に疲弊していた。フランスは北米の領土をあきらめることになったが、勝利したはずのイギリスも巨大な負債をかかえることになった。

wilderness;荒野、lieutenant;中尉、crouch;身をかがめる、outcrop;露頭、岩礁、encampment;野営地、crawl;はう、lean-tos;差し掛け小屋、ringed;環状の、stunned;あぜんとして、glorious victory;栄光の勝利
The Beaver Wars;ビーバー戦争(フレンチ・イロコイ戦争);17世紀半ばに北アメリカ東部で戦われた、インディアン部族とフランス植民地軍との一連の「インディアン戦争」の総称。

◎ここでは、18世紀までに北米で繰り広げられた欧州各国と先住民部族の入り混じった争いについて解説されている。長期の戦争の勝者となったイギリスも大きな負債を負うことになり、そのことが、やがてアメリカ独立につながることになる。


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