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1000日チャレンジ 660日目 ポーラ美術館「部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで」③ピエール・ボナール

ゴールまで340日

★BMI:24.3

◎先日、箱根のポーラ美術館で開催中の「部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで」展を観覧したので、記録の残しておきたい。
会期:2023年1月28日(土)~ 2023年7月2日(日)
会場:ポーラ美術館 展示室1, 3
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
出品作家:ベルト・モリゾ、ヴィルヘルム・ハマスホイ、ピエール・ボナール、エドゥアール・ヴュイヤール、アンリ・マティス、草間彌生、ヴォルフガング・ティルマンス、髙田安規子・政子、佐藤翠+守山友一朗

(以下、美術館公式siteから引用)
「パンデミック以降、私たちの生活様式は大きく変化しました。移動が制限された状況で誰もが多くの時間を過ごしたのが、「部屋」という空間です。安心をもたらす室内での生活は、外の世界からの隔絶がゆえに閉塞感と隣り合わせのものでした。他方、閉じられた空間で紡がれた親しい人たちやかけがえのないものとの関係は、日常を生き抜くためだけではなく、変化の乏しい生活に彩りを添えるのに、欠かせないものであったと言えるでしょう。
本展覧会では、19世紀から現代に至るまでの、部屋にまつわる表現に特徴のある作家を取り上げ、この小さな世界のなかで織りなされる親密な記憶や夢想のありようを、あらためて見つめ直します。個性にあふれた作家たちによる多彩な室内の表現は、ステイホームの経験を通じて静かに変容した私たちの心のなかで、新たな像を結び始めるでしょう。」

◎ピエール・ボナール;Pierre Bonnard, 1867年10月3日 - 1947年1月23日;フランス生まれ、ナビ派に分類される画家。

◎ピエール・ボナール「ミモザのある階段」

ミモザのある階段

★画家の晩年の作品。南仏ル・カネの自宅近くの風景らしい。短いタッチを積み重ねて、近くで見ると境界があいまいなようで、引いてみると、階段と植栽が描き分けられているのがわかる。南仏の強烈な日差しを感じる作品。こういうタッチのボナールは初めて見たが、これはこれでとてもいい。

◎ピエール・ボナール「浴槽、ブルーのハーモニー」

浴槽、ブルーのハーモニー

★ひろしま美術館にあるドガの「浴槽の女」という作品を思い出した。あちらは暖色系で画面がまとまっていたが、こちらは、寒色系。浴室を照らす光を間接的に描き出しているようだ。こんな部屋で裸になって、たらいに入るのもなんか落ち着かないようなきがするけど。
(参考;ひろしま美術館のドガ)


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