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1000日チャレンジ 858日目 「シンプルな英語で話す世界史」で英語を学ぶ 84.Establishment of Israel and conflict with Palestinians

ゴールまで142日

★BMI:23.8

◎ジャパンタイムズ出版 (2020/5/5)刊「シンプルな英語で話す世界史」(ジェームス・M・バーダマン /松園伸 著)で世界史の復習とともに英語の学習をしていく。

84.Establishment of Israel and conflict with Palestinians
(要約)古代イスラエル国家は、紀元前1,200年~1,000年頃に成立した。ダヴィデ王の支配下で、イスラエル人はユダヤ教を信仰し、エルサレムを首都とした。イスラエルは周辺の強国に圧迫され、「民族離散」を招く。その後、20世紀に至るまで、世界中に散らばったままとなる。イスラエル人はどこでも差別にあい、やがて、まとまって移民できる地を求める「シオニズム運動」が起きるようになった。第1次世界大戦時にイギリスは3国協商側への支持をユダヤ人に求めるために、パレスチナの地に国家建設することを支援するようになった。第2次大戦時には、ドイツ・ナチスによるユダヤ人への迫害や虐殺があり、ユダヤ主義に対する共感が増すようになる。1947年、国連はパレスチナをユダヤ人国家とパレスチナ人国家に分割することを決議した。1948年、ユダヤ人はイスラエルを建国した。その結果、数十万のパレスチナ人が難民として周辺国の難民キャンプでの生活を余儀なくされるようになった。パレスチナ人国家建国の問題は現在に至るまで中東の大きな紛争要因となっている。

Judaism;ユダヤ教、discrimination;不公平な扱い、差別、migrant;移住者、exterminate;絶滅させる、proclaim;宣言する

death camp;(ナチス・ドイツの)死の収容所
refugee camp;難民キャンプ

Diaspora;〈ギリシャ語〉(ユダヤ人の)離散、ディアスポラ;「〈離散〉を意味するギリシア語。バビロン捕囚後にユダヤ人が異邦人の土地へと離散したという聖書の記述に由来し,本来はイスラエルから他のさまざまな場所へと移り住んだユダヤ人とその子孫の共同体をさす。しかし〈元は同じ場所に住み一つの文化を形成していたがその後は各地へ移住した状態にある〉という意味で,ユダヤ人に限らず使われる。また移住した先の場所や移住の経験自体もさす。新世界の各地に連行されたアフリカ人奴隷の子孫は,アフリカン・ディアスポラまたはブラック・ディアスポラと呼ばれる。ディアスポラは移住先の文化を少なからず変質させる。また,パン・アフリカニズムのように離れた場所で一つの思想や運動が展開するのは,離散した人々がそれぞれの移住先にいながらも起源地へのアイデンティティを保つからである。ディアスポラの問題を考えるには,国や地域という枠組みに固執せず,近代世界の構造までも視野に含める必要がある。」(平凡社百科事典マイペディアより引用)

◎何千年という単位で離散していた民族の悲願がイスラエル建国として結実したということなのだろうけども、一方で、多くの民族が共に暮らしている国はたくさんある。国家という枠組みが、もう少し緩くなって、純血主義のようなものが実質的に意味をなさなくなれば、状況も変わるのかなと思ったりもする。


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