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1000日チャレンジ 797日目 宇都宮美術館 「第15回宇都宮エスペール賞―藤原彩人展―」「第1回・コレクション展」

ゴールまで203日

★BMI:24.5

★先日、宇都宮美術館で「第15回宇都宮エスペール賞―藤原彩人展―」とコレクション展「第1回・コレクション展」を観たので、記録として残しておきたい。

「第15回宇都宮エスペール賞―藤原彩人展―」
◎概要
【会期】2023年4月30日[日]~ 2023年6月18日[日]
【会場】宇都宮美術館
(以下、公式web siteより引用)「2001年度に創設された宇都宮エスペール賞は、宇都宮市に在住しているか、活動拠点がある等、本市にゆかりのある芸術家のうち、芸術の創造活動が顕著で、今後の活躍が期待できる方1名に贈るもので、賞の授与により、展覧会を開催するなど受賞者を支援・育成することで、芸術文化の振興を図ることを目的としています。
この「エスペール」という言葉は、フランス語の"J'espèrer"―「私は期待する」に由来しており、芸術家の今後の展開を応援しようという思いが込められています。2020年度の第15回エスペール賞は、ギャラリー関係部門(美術、文芸、茶華道、その他)の分野で公募し多くのご応募をいただいた中から、藤原彩人氏が受賞しました。
藤原氏は1975年に京都市に生まれ、栃木県の益子町で育ちました。2003年の東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後から本格的に作品発表を重ね、抽象と具象を自在に行き来しながら、一貫して、現在に生きる人間のあり方を追求した人物像を手掛けてきました。本展では、近年の代表作である《像化/台化―軸と周囲―》シリーズ、日々イメージの表出を目的に制作した約200点のドローイングや手びねりで制作した500点の像、さらに本展のための新作もあわせてご覧いただけます。」

ドローイング(水彩、アクリル、色鉛筆他、ケント紙;2019年-;作家蔵)
像化/台北-軸と周囲-07(施釉陶;2022-2023年;作家蔵)
立像/2014B 02(施釉陶;2014年;作家蔵)

★池田満寿夫さんの版画目当てで行った宇都宮美術館で同時開催されていた展覧会。”抽象と具象を自在に行き来しながら”という解説がよく形容している作品群。陶器とは思えない大きさと質感。立像の目や口や鼻はとてもリアルに穴まであって、すごい技術なんだろうなと思いながら、しばらくながめていた。偶然出会った作家さんだが、他の作品も観たくなった。

コレクション展「第1回・コレクション展」
◎概要
【会期】前期:2023年4月15日[土]~ 2023年6月11日[日]
後期:2023年6月13日[火]~ 2023年8月20日[日]
【会場】宇都宮美術館
(以下、公式web siteより引用)「マグリット《大家族》や高橋由一《中洲月夜の図》を含む、世界・日本の美術をコレクションから概観します。令和4年度新収蔵のオトル・アイヒャー《オリンピック・ミュンヘン大会》ポスターも初公開。モチーフとしての「貝殻」に注目した最終章では、ラウル・デュフィ《ヴィーナスの誕生》や《三岸好太郎筆彩素描集『蝶と貝殻』》を紹介します。」

ルネ・マグリット「大家族」( 1963年;油彩)
(ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット (René François Ghislain Magritte, 1898-1967) は、ベルギー出身のシュルレアリスムの画家。)
★これって、宇都宮美術館の所蔵作品の中でも超目玉だと思うんだけど、そのわりにさらっと他の作品たちと並べて展示されている。もっともったいつけて、暗い小部屋にスポットライトでも当てて展示すればいいのに。なんかもったいない感じがする。作品は大好き。マグリットって自宅でスーツ着て描いていたんですよね。真面目に描いている感じが絵にも表れているような気がする。
ずっと描かれているのは鳩だと思っていたが、カササギ説が有力らしい。

三岸好太郎筆彩素描集『蝶と貝殻』(1934年;印刷、紙)
(三岸好太郎は、札幌出身の画家。1903~1934)
★私の大好きな作家三岸好太郎の代表作「蝶と貝殻」をお買い上げいただいたらしい。ありがとうございます。展示されているときには、また観に行きます。

うつのみや文化の森

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