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1000日チャレンジ 656日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(40. The Past Asks More/まとめ)

ゴールまで344日

★BMI:24.2

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強する。
40. The Past Asks More/まとめ
(要約)
ここまで米国の歴史をみてきたが、多くの人物が、失敗と成功を繰り返しながら、この国の歴史となっていったことがわかる。建国以来、人々が目指していたのは(大切にしていたのは)、「自由」と「平等」だった。歴史を作った人たちも、彼ら自身はその時、それが大きな流れになるとは思っていなかっただろう。しかし、人々が目指した「多数からなるひとつ」は実現するときがくるのだろうか?この国の歴史では、たびたび”分離”が選択されたが、それが「自由」と「平等」をもたらしてはいない。米国国民をひとつに束ねる”国家”が 存在するとすれば、それは論議と公平な選挙制度や各党異なる利害を調整する政府をしっかり作り上げなければならないだろう。好景気と不況、そして戦争と平和の循環を止めることはできるのか?自由で 平等でひとつでいられるために、現在起きている課題に対して、 新たな解決策を見出していくことができるのだろうか?それはこれを読んでいる若い読者にかかっている。

inventive;独創性のある、dangle;ちらつかせる、laurel;月桂樹、fascinating;魅力的な、encompass;包囲する、propel;推進する、debtor;債権者、mercantile;商業主義の、compromise;譲歩する、unattainable;達成不可能な、deserved;当然の、abolish;廃止する、heap;積み重ねたもの、堆積、peril;差し迫った危険、intimately;親密に
laissez-faire;(仏)なすに任せよ(自由放任主義)(the policy of allowing private businesses to develop without government control)
be coerced into;~を強制される(to force someone to do something by using threats)

◎最終章はここまでの振り返り。米国の歴史をしっかりと順を追ってみたことが無かったので、とても楽しく読み進むことができた。米国に根強く続いている、放任主義、小さな政府を基本とする思考は、そもそも教会の権威などから逃れてきた人々が理想とする国を目指していたことに起因していること。しかし、国が大きくなり、経済活動が活発になると、調整する役割は必要になり、国の関与は徐々に重要になっていったこともよくわかった。そrでも人々は「自由」と「平等」を希求しているということもわかったが、対外的には必ずしも、相手の「自由」と「平等」を大切にしてきたのだろうか?どこかで孤立主義的な考えも根強くあって、内向きの考えになりがちな国のようにも思える。

◎英語学習の教材としては、少々難しい面もあった。語彙力の弱さは改めて痛感したし、この本のような”読み物”では、似たような表現でも、あえて同じ単語を使わないということもあるのか、同じような動詞の言い換えも多かったように思う。単語力の強化をしつつ、また別の教材で、英語を使って知識を広げる学習を進めていきたい。


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