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1000日チャレンジ 640日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(25. The Color of Your Collar)

ゴールまで360日

★BMI:24.3

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強する。
25. The Color of Your Collar
(要約)
急速な経済の発展を見せた19世紀のアメリカで、一般の人々の生活はどうだったのか?鉄道会社や鉄鋼会社だけでなく、紡績会社なども含めてあらゆる産業で、労働者は長時間勤務を強いられるようになっていった。また、勤務中にケガをしたり命を落とすものも少なくはなかった。鉄道では優雅に食事をとるものもいる一方で、工場労働者は低賃金でそのような労働環境に置かれていたのだ。トロイは、襟工場が多く「襟の街」と呼ばれていた。そのような街でも、電話交換手や秘書といった肉体労働を伴わない仕事に就く女性たちは、男性と同じようなジャケットとネクタイ、取り外しのできる襟付きのシャツを着るようになった。そして、そのような人たちを、いつでも白い襟をつけているということで「ホワイトカラー」、そうではなく粗雑な作業着を着て働くような人たちを「ブルーカラー」と呼ぶようになった。社会も常に景気が良かったわけではなく、1873~79年、1882~85年、1893~97年には大恐慌と呼ばれる不景気の時期もあり、労働者はさらに厳しい状況に置かれた。南北戦争の前から、労働組合の活動は始まっていたが、この時期には、彼らもさらに大きな組織になることを模索するようになった。しかし、労働者間でも常に求めるものが同じというわけではなく、なかなか、運動を統一することはできなかった。

nod;うなずく、glittering;きらきら光る、jolt;ガタガタ揺らす、clamber up;よじ登る、furnace;炉、caldron;大釜、toot;警笛を鳴らす、tigten;堅く締める、odd;残りの、奇妙な、glue;接着する、cannery;缶詰工場、screaming;叫び声をあげる、grueling;過酷な、shirtwaist;シャツブラウス、fierce;激しい、empire;帝国、toil;骨を折って仕事をする、marvel;驚くべきこと
switchman;転てつ手(鉄道の運輸係員で、転轍機の操作をする人、ポイトマン)

◎鉄道労働者だけでなく、多くの労働者が、急成長する米国の裏で過酷な労働を強いられていた。ホワイトカラー・ブルーカラーの格差が始まった経緯もよくわかった。


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