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1000日チャレンジ 799日目 泉屋博古館東京「特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中」

ゴールまで201日

★BMI:24.5

★先日、東京・六本木で開催中の「特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中」を観たので、記録として残しておきたい。

特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中

「特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中」
◎概要
【会期】2023年6月3日(土)- 7月23日(日)
【会場】泉屋博古館東京
【主催】公益財団法人泉屋博古館/公益財団法人櫻谷文庫/BSフジ/ライブエグザム
【後援】港区教育委員会
(以下、公式web siteより引用)「近代の京都画壇を代表する存在として近年再評価がすすむ日本画家・木島櫻谷(このしま・おうこく1877-1938)。
動物画で名を馳せた彼ですが、生涯山水画を描き続けたことも見逃すことはできません。何よりも写生を重んじた彼は、日々大原や貴船など京都近郊に足を運び、また毎年数週間にわたる旅行で山海の景勝の写生を重ねました。その成果は、西洋画の空間感覚も取り入れた近代的で明澄な山水画を切り拓くこととなりました。一方、幼い頃より漢詩に親しみ、また古画を愛した彼は、次第に中華文人の理想世界を日本の風景に移し替えたような、親しみやすい新感覚の山水表現に至ります。
本展では屏風などの大作から日々を彩るさりげない掛物まで、櫻谷生涯の多彩な山水画をご覧いただき、確かな画技に支えられた詩情豊かな世界をご紹介します。あわせて画家の新鮮な感動を伝える写生帖、収集し手元に置いて愛でた古典絵画や水石も紹介し、櫻谷の根底にあり続けた心の風景を探ります。」

◎木島櫻谷(1877-1938);本名は木島文治郎。1877(明治10)年、京都の商家に生まれる。今尾景年に師事。花鳥、動物画の他、儒医・山本渓愚に漢籍を学んで、人物画・風景画も残し、「大正の呉春」「最後の四条派」と称された。62歳で死去。

写生帖「芙蓉集」富士

★写生帖 富士山 (明治41年)(39 × 28.8 cm)
恥ずかしながら、今回の展覧会を観るまで”木島櫻谷”という人の名前すら知らなかった。BS日テレ『ぶらぶら美術・博物館』の放送でこの展覧会を知り、会場の泉屋博古館東京にも初めての訪問となった。
とにかく絵が上手い。これまでも国内外の画家の素描やデッサンを観てきたが、No.1を争うようなレベルではないかと思う。旅をしながら書き留めたという写生帖のすばらしさに、まず驚いた。輪郭を現場で書き、宿に戻って彩色をしていたと放送では解説されていたが、描写力に加えて、構図も完璧だ。それは大きな画面の完成作でも同じ印象をもった。
もっと、世の中に知られてよいというか、知られるべき画家だと思った。

(チラシ)https://sen-oku.or.jp/wp-content/uploads/2023/03/flyer_2023okokutokyo.pdf

(出品リスト)https://sen-oku.or.jp/wp-content/uploads/2022/11/230601_OukokuTokyo_list.pdf



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