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1000日チャレンジ 582日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(17. Man of the People)

ゴールまで418日

★BMI:24.3

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強してみたい。
17. Man of the People
(要約)
第5代のジェームズ・モンローは旧体制の最後の大統領となった。アメリカはヨーロッパとは異なる自由で気楽な雰囲気の国になっていた。皆が同じ船室に入り同じテーブルについた。このころには連邦党は消滅し、第6代大統領にジョン・クインジー・アダムズが選出された大統領選は民主共和党の4人の争いとなった。選挙人投票で2位だったアダムズは下院の有力者ヘンリー・クレイの協力を得て大統領に就任したのだが、このことは民主共和党の分裂につながった。アダムズとクレイは民主共和党を再編しホイッグ党と改名したが、4年後の選挙では、新しい政党・民主党のアンドリュー・ジャクソンが当選をした。ジャクソンは連邦政府の預金をすべて保有し、紙幣発行も行っていた合衆国銀行の存在が、自由な経済を阻害しい機会の平等を奪っていると考え、これを廃止した。しかし、結果的に経済は破綻をする。これを受けた1840年の大統領選で民主党は破れホイッグ党のウィリアム・ヘンリー・ハリソンが当選する。このことは、間違いを犯した政府を民衆が正すことができることを示している。しかし、この当時の選挙には、女性にも大半の黒人にも、先住民にも選挙権は与えられていなかった。アンドリュー・ジャクソンは先住民を強制的に移住させ「居留地」に追いやっていた。ジャクソン大統領は南部サウスカロライナ州との間で、工業製品の輸入関税に関して対立をした。この関税には、工業製品を生産する北部は支持をしたが、農園主が多い南部にとっては自分たちの使うものに払う金が多くなるだけで、メリットは無いと考えていた。南部は合衆国からの分離を企んでいるとまで言われるようになっていた。

pass away;亡くなる、astonished;驚いた、sleek;滑らかな、climb aboard;乗り込む、saliva;つば、grouse;こぼす、roaring;大騒ぎの、mortgage;貸付金、proclaim;宣言する、perpetual;永遠の、終わりのない、
The Federalist Party;連邦党
be hard to tell;見分けるのが難しい
Old Hickory;第7代米国大統領 Andrew Jackson のニックネーム
the Democrats;民主党
the Whig;ホイッグ党

◎アメリカ建国の第一世代の政治家たちが鬼籍に入り、次の世代に代わる頃にはアメリカはヨーロッパとは異なる習慣や雰囲気の国になりつつあった。政治的には政権交代がおこることで、民主的な政府を続けるという現在につながるシステムができた時期でもあるが、一方で、南部の州と北部との間での対立の芽も出始めていた。このあたりのことも、ほとんど知らなかったことなので面白い。


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