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1000日チャレンジ 471日目 『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(14)「THE BROKEN COLUMN」(FRIDA KAHLO)

ゴールまで529日

★BMI:24.4

Susie Hodge著/Frances Lincoln(2022年)『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(電子書籍版)

(14)「THE BROKEN COLUMN」(FRIDA KAHLO);20世紀メキシコの画家Magdalena Carmen Frida Kahlo y Calderón(マグダレーナ・カルメン・フリーダ・カーロ・イ・カルデロン)が、1944年に描いた作品。(ドロレス オルメド美術館蔵)

THE BROKEN COLUMN(Museo Dolores Olmedo蔵)

extensive;広範囲な、dreadful;おそろしい、pelvis;骨盤、reputation;評判、desolate;荒涼とした、revealing;明らかにする、crumble;崩れる、belove;最愛の
magic realism;マジックリアリズム;、日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法で、主に小説や美術に見られる。

◎身体的にも精神的にも厳しい人生を送ったメキシコ人女性画家で自伝的な絵画を数多く残した。彼女の作品をシュールレアリスムと関連付けられることに対して、本人は否定した。自分は悪夢などを描いているのではなく、現実を描いているのだと。彼女の絵画は、マジックリアリズムに分類されることもある。彼女は、この作品で交通事故後のコルセットをつけた姿で描いているが、自分は憐れみをかけられたいのではない、目をみてほしい、瞳孔は平和の鳩になっている、痛みや苦しみに対する自分なりのジョークだと語ったという。頬を伝う涙は、弱さではなく強さを表しているのかもしれない。

◎20年ほど前にBunkamuraで彼の回顧展があって、その時に初めて知った画家だった。どこかヘタウマ感があるのと、どこかしら不穏な感じのする絵が多いように思う。


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