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1000日チャレンジ 470日目 『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(13)「THE DOLL」(HANS BELLMER)

ゴールまで530日

★BMI:24.1

Susie Hodge著/Frances Lincoln(2022年)『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(電子書籍版)

(13)「THE DOLL」(HANS BELLMER);20世紀ドイツの画家・芸術家Hans Bellmerが、1936年に制作した作品。(テート・モダン蔵)

THE DOLL(テート・モダン蔵)

torso;胴体、explore;調査する、探検する、obsession;脅迫観念、explicit;明示的、disturbing;不穏な、innocence;無邪気、無垢、deviancy;逸脱、paedophilia=pedophilia;小児性愛、rebellion;反乱
☆Jack the Ripper;切り裂きジャック;19世紀の正体不明の英国の殺人者

◎ハンス・ベルメールは、幼い女の子の等身大で、取り外しさまざまなバリエーションで組み立てることのできる人形のシリーズを発表し続けた。最初、ダダのグループに参加し、その後、シュールレアリスムに共感して制作を続ける。少女の身体を言葉を並べ替えるように再構成したと語っている。これらの作品は、シュールレアリスト達には受け容れられたが、異常行為あるいは小児性愛との批判は今日でも存在している。

◎フェルナンド・ボテロのように可愛らしくデフォルメされているわけでもない、この彫刻は、あまり愉快な感じは与えない。これがある種の異常性愛や偏見・差別のよう意図ではなく制作されたのだとしても。ナチス政権下のドイツで抑うつ的な生活を送ったことが、背景にあるとの解説もあるが、写真作品も含めてあまり好きにはならないかな。

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