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1000日チャレンジ 386日目 美術で英語を学ぶ『Great Paintings Explained』(Christopher P Jones)(12)"The Goldfinch"(Carel Fabritius)

ゴールまで614日

★BMI:24.3

★『Great Paintings Explained: Learn to read paintings through some of art's most famous works (Looking at Art)』(Christopher P Jones著;Thinksheet;2021)を読んで英語と美術のお勉強をしていく。この本は、美術史家であり小説家でもあるChristopher P Jonesさんの美術の見方入門的なシリーズの第2弾。先日まで読んでいた『How to Read Paintings』の続編で、コンセプトは同様。こちらも未だ日本語翻訳版はでていない。1枚の絵を題材として何を読み解いていくのか?どう説明するのか?というテーマで15枚の名画について記されている。今度も1日1枚のペースで英文を読みながら、名画の鑑賞も楽しんでいきたい。著作権に配慮しつつ、勉強のメモを残していく。

(12)『コジキヒワ』;17世紀オランダの画家 カレル・ファブリティウス(Carel Pieterszoon Fabritius、1622‐1654)が1654年に描いた作品。

The Goldfinch(マウリッツハイス美術館蔵)

マウリッツハイス美術館を代表する絵画の一つ。最近は小説の題材にもなっている。17世紀の画家カレル・ファブリティウスは、レンブラントの工房を経て、オランダ・デルフトに移った。デルフトでは、1654年に火薬庫による大爆発が起こり、1000人以上が死亡したが、この画家もその一人となった。Christopher P Jonesは、古代、鳥は死をイメージする動物であったし、キリスト教において、コジキヒワの頭の赤はキリストが磔刑に処された際に飛んだ血の跡とも考えられていたことを指摘しながらも、画家がこの絵にそのような意味は与えていないだろうと推察している。この絵は一種のだまし絵のように使われたもののようで、あたかも鳥がそこにいるように思わせるための絵だったらしい。
23cmx33cmの小さな作品とのこと。17世紀という時代を感じさせない、写実的な作品。止まり木の金属と木の質感、鳥の羽の細かな描写など、確かにすばらしい作品だと思う。

tethered;つながれた、hummingbird;ハチドリ、intriguing;興味をそそる、explosion;爆発、gunpowder;火薬、silhouette;シルエット、crosshatch;網目模様をつける、emphasis;強調、plumage;羽、restoration;復元、retouched;修正する、deceptively;一見


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