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1000日チャレンジ 924日目 下野谷遺跡・西東京市郷土資料室

ゴールまで76日

★BMI:22.7

★先日、西東京市にある縄文時代の下野谷遺跡とその出土物などが展示されている西東京市郷土資料室を訪問したので記録に残しておきたい。

【感想】遺跡公園は最近整備が進められて国の史跡にも指定されている。復元住居が2つ。よくみる茅葺屋根ではなく、土がかぶせられている。この遺跡では、東西約750m、南北約300m、広さ約13万㎡、450以上の住居(たて穴建物)や倉庫(ほったて柱建物)の跡、広場のような跡が2つなどが見つかっている。縄文時代中期の大型の環状集落跡と考えられている。公演では保育園の園児たちが楽しそうに走り回っていた。遺跡で遊んで育った子供たちの将来が楽しみだ。
出土品は、西東京市郷土資料室で展示されている。こちらは、旧西原第二小学校の施設を使った西東京市の総合教育施設の2階にある。この施設は、シニア向けのサービス機関や不登校児童向けの施設、障碍者向けの施設などが同居しているようだ。小学校の教室が展示室になっていて、手作り感満載といった趣き。ところどころに、地元小学生・中学生の校外学習の成果なども展示されている。遺跡からは、多様な模様が施された土器や一部に彩色が施された跡が残った土器も出土している。展示物のすぐ近くで、よく見ながら観察できるのはとても良い。

下野谷遺跡公園
【住所】西東京市東伏見六丁目4番地(西武新宿線「東伏見駅」南口より徒歩約7分)

下野谷遺跡公園の復元住居
下野谷遺跡集落復元ジオラマ

西東京市郷土資料室
【住所】〒188-0004 西東京市西原町四丁目5番6号(西原総合教育施設2階)
【 開館時間 】水曜日から日曜日の午前10時から午後5時(祝日でも開室)
【 入館料 】無料
【概要】(以下、資料室web siteから引用)「郷土資料室は、市内の郷土資料(考古資料・歴史資料・民具・民俗資料)を収集・保管・保存・展示するための施設です。 旧石器時代の石器、縄文時代の深鉢形土器、石鏃、石斧、鎌倉・室町時代の板碑、江戸時代の高札、韮山笠、朱塗あんどんなどの郷土資料を5つの展示室で公開しています。」

◎下野谷遺跡出土品

出土した土器
出土した石器

下野谷遺跡;「下野谷遺跡は、西東京市東伏見二丁目、三丁目、六丁目地内に所在する縄文時代中期(今から約5千年前から4千年前)の環状集落であり、南関東では傑出した規模と内容を誇っています。平成27年3月に一部が国史跡に指定されました。
 集落には、土坑(お墓と考えられる穴)群のある広場を囲むように、住居跡や掘立柱建物(倉庫などと考えられる建物)群などが並ぶ形で構成されており、縄文時代中期の典型的な「環状集落」という構造をしています。さらに、こういった環状集落が谷を挟んで複数存在しており、「双環状集落」と呼ばれる拠点的な集落の特徴があります。
 このような形態や、出土している土器からわかる集落の継続期間が1,000年間と非常に長く、また、住居跡や土坑が密集して見つかっていることなどから、石神井川流域の拠点となる集落だったと考えられています。
 現在、下野谷遺跡公園(西東京市東伏見六丁目4番)として整備され、地下には遺跡が保護されています。」(西東京市web siteから引用)



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