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1000日チャレンジ 925日目 中村屋サロン美術館 企画展示「戸張孤雁の芸術展」

ゴールまで75日

★BMI:22.7

★先日、中村屋サロン美術館 企画展示「戸張孤雁の芸術展」を観たので記録に残しておきたい。

中村屋サロン美術館 企画展示「戸張孤雁の芸術展」
会期】2023年9月13日(水)~2023年12月3日(日)
主催/会場】中村屋サロン美術館
特別協力】公益財団法人 碌山美術館、愛知県美術館、東京国立近代美術館、公益財団法人 日本美術院
【概要】(以下、美術館web siteから引用)
「1882(明治15)年に東京に生まれた戸張孤雁は、中村屋サロンのメンバーの一人です。
その中心的存在であった彫刻家 荻原守衛の親友でした。
1910年に急逝した荻原を相馬黒光とともに看取り、その後は荻原の粘土を貰い受けて、本格的に彫刻制作を行っています。
本展は戸張の彫刻作品とともに、デッサン、挿絵、版画、絵画を一堂に会することにより、45歳でこの世を去った戸張の美術界における功績を再確認するものです。」

戸張孤雁の芸術展

◎戸張孤雁作「淵」(大正13年;ブロンズ)(東京国立近代美術館蔵)
残念ながら撮影不可ということなので、下記リンクで。

安曇野の碌山美術館でいくつか見たことのあった戸張孤雁の作品だったが、この作家のことを注目して見たことはなかった。荻原守衛と親交のあった作家ということもあるのか、碌山美術館で見た時には両者の作品を区別できなかったほど、似た印象の作品が多いように思う。しかし、今回の展覧会に出品されている彫刻作品は、どれもとても優しい美しい曲線をもっていて、碌山の時に荒々しく感じるものとは異なる印象をもった。とくに、上記「淵」は、川のほとりにしゃがむ女性の姿なのか、その表情はとても悲しげ。小ぶりな作品なのに、表情はとても精密に表現されている。背中の曲線がとても美しい。
今回の展覧会では、版画作品や水彩画も見ることができた。水彩画やスケットを見ると、絵のうまさは際立っていた。
戸張孤雁;1882 - 1927。東京生まれの彫刻家、版画家、挿画家。本名は亀吉。渡米の際、荻原守衛と知り合ったことを機に彫刻を始める。



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