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THX ML4!!! ご来場まことにありがとうございました

8月7日に開催しました【MOTION LOUNGE N VOL.4】にご来場いただいたみなさま、まことにありがとうございました!

ゲストは、8月10日までユーロスペースにて初長編映画監督作品「形のない骨」公開中の小島淳二監督(teevee graphics)! そして、今秋2作の映画公開を控えている関根光才監督(ドキュメンタリー映画「太陽の塔」9月29日より渋谷シネクイント他で全国公開、初劇場長編映画「生きてるだけで、愛。」11月9日新宿ピカデリー他全国公開)! さらに、映像の新しいメディア「NEWREEL」の編集長、山本加奈さん!

この3名をお迎えした経緯や、私とそれぞれのみなさまとの関係性については前エントリ「明日開催ML4! ゲストの小島淳二さん、関根光才さん、山本加奈さんと初めて会った頃のこと」をご参照いただければ幸いです。

さて、今回のトークテーマは、主に両監督の新作映画について。お2人は広告映像界で大活躍されている人気ディレクターであり、仕事と並行して積極的に自主制作作品を発表してこられた映像作家であります。その背景をまずは作品を交えてご紹介いたしました。

小島監督のCM、MV作品:資生堂 SHISEIDO「TSUBAKI」、「インテグレート」(主演:アンジェリーナジョリー)、「UNO」(主演:オーランドブルーム、栗山千明 180秒劇場編)、砂原良徳「LOVE BEAT」MV、RYUKYUDISKO「NICE DAY feat. BEAT CRUSADERS」MVなどなど。

オリジナル作品は、短編オムニバス映画「Jam Films 2」(2004年「机上の空論」出演:ラーメンズ他)や、同作より誕生したNAMIKIBASHI名義のショートフィルム集「THE JAPANESE TRADITION 〜日本の形〜」(2006)など。「日本の形」シリーズの「謝罪」は、第57回ベルリン国際映画祭の短編コンペティション部門に出品されいます。

他方、関根監督のCM、MV作品:TOYOTA Harrier TurboSound of Honda / Internavi “Ayrton Senna 1989”ANREALAGE X Onitsuka Tiger / AR ShoesNike / Free Run Plus “Nike Music Shoe”The fin.「Night Time」MV、Young Juvenile Youth「Animation」MVなどなど

オリジナル作品は、初監督ショートフィルム「RIGHT PLACE」に始まり、NOddIN の活動の一環として制作した「IVAN IVAN」、短編オムニバス映画「BUNGO〜ささやかな欲望〜」(岡本かの子氏原作の『鮨』を監督)などなど多作。コンスタントに自主作品を制作発表している作家のひとりです。

思えば、小島監督の「日本の形」と関根監督の「RIGHT PLACE」は、日本人の気質、特色をユニークかつシニカルに誇張した題材に対し、デザインとして優れたスタイリッシュな演出を施したという共通点があります。無論それはあくまでも大枠の捉え方であって、内容も作品の魅力もそれぞれに異なります。広告映像のお仕事も、それぞれバックボーンや時代性も違えば、当然ながら作風も異なる。そこで、前半の早いタイミングで、お2人の仕事を拝見しながら制作エピソードを伺い、お互いの作品への感想などもお聞きいたしました。

中盤以降は、小島監督作品「形のない骨」、関根監督作品「太陽の塔」「生きてるだけで、愛。」について、お2人の活動歴をよく知る山本加奈ちゃんも交えて、ざっくばらんにクロストークさせていただきました。内容詳細については、イベント時公開中の映画とこれから公開を控えている映画でしたので、ネタバレにならない範疇でテーマ性を説明していただき、主に制作方法や現場のエピソードなどについて伺いました。

なぜ、今、映画に着手したのか。構想期間や撮影日数など、制作のスケジュール感は。両監督ともに自ら手がけている脚本について。キャスティングのこだわり。演技指導や感情表現との向き合い方。使用機材。現場で苦労した点などなど。これらのトピックスのみならず、話の流れで、4人で自由に、和気藹々とお喋りいたしました。どんなお話だったのか、レポートしたいのはやまやまですが、記録に残らないイベントのトークだからこそざっくばらんな発言も飛び出すというもので、いやあ、もうね、濃すぎて書けない笑! ずっと笑いっぱなし笑!  

いや、映画自体はそれぞれにナイーブな内容で、女優の感情の機微や緊張感あふれる制作エピソードについても伺いましたし、お2人の誠意溢れる意気込みやキャラクターの滲み出る発言もとても面白く、より多くの方々にお伝えできたらいいな切に思う充実の内容でした。公開タイミングや各位の確認等を鑑みたうえで、一部をレポートするかどうか、今後検討するとして。ひとまず当方はイベントオーガナイザーですのでね、トークの全容を見届けてくださったご来場者のみなさまへの感謝とともに、「ゲストのお話を聞きたい方々は、ぜひとも会場にいらしてください! 来ないと教えてあげないよ!」という強気の勧誘姿勢を前面に押し出して参ろうと思います。押忍。 

最後に、お2人にいろいろと鋭い質問をしてくださいました加奈ちゃんから映像のニューメディア「NEWREEL」のご紹介を賜りました。なんでもこの度、優れた映像作品に賞を授与するアワードを開催するとのこと。素晴らしい試みですね。その選考会はすでに終わっていて、8月30日にDOMMUNEにて発表を行うそうです。映像ファンのみなさま、制作者のみなさま、ぜひ見ましょう!楽しみだ!

以上、【ML4】を無事盛況に終えた取り急ぎのご報告でした。ゲストのみなさま、ご来場者のみなさま、誠にありがとうございました。LOFT9 Shibuyaさま、いつも本当にありがとうございます!次回2ヶ月後くらいに開催したいと思っています。またお会いしましょう! 


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