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見つからない探しもの

見つからないのは、ものなのでしょうか?



あちこち探す 自分の足跡を頭の中で追いながら

朝起きてから今までをもう一度頭の中でやり直す

もしくは夜寝るところからだったり


最後に使った日を丁寧に思い出そうとする

2週間前の会議では絶対に使っていた

いや、一昨日も出張の時に持って行ったな

移動中に落としてしまっただろうか


海の底に落ちてしまったような

最悪の可能性を想像して

あーあ・・・と深いため息をついてしまったり


長年探し続けているものもあるでしょう

大事な人にもらったものとか

誰にもいえず一人でひたすら探すしかないの


私は

今も探し物を探し続ける日々だ

思い出しては落ち込んで

そんなことをしばらくずっとやっているからかな

冒頭の問いが頭に浮かんだ


「見つからないのは、ものなのでしょうか?」


それだけじゃない気がしている

私が無くしているのは

そのものを使う機会や場所や気持ちや姿勢

それを含めてなのではと

だからそれをしないと、それは出てこない


でもこれって普通のことでしょう?

鍵を無くすようなよくある探しものも

一度は自分がとった行動の中に落ちているのだから

場所じゃない

自分の動き、軌跡の中にある

深い壺の中を探しても探しても出てくることは少なくて

散らばった自分の足跡の方が確率が高い

誰しも経験があることだと思うけれど


探し物が見つからないのは

ある「こと」が自分自身に不足していること

もしくは、それは必要ないということ、なくなってもいいもの

かもな、なんて、思って



でも私が探しているものは

決してなくなっていいものではないの

足りていないことは、いったいなにかなあ



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