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ナナシス観測記

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スマートフォン向けリズム&アイドル育成ゲーム「Tokyo 7th シスターズ」(ナナシス)のエピソード解説やライブ、イベント感想など
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記事一覧

【ナナシス】アイドルの夢、社会という現実――「ノッキン・オン・セブンス・ドア」

 ナナシスのエピソードには「社会の実相を描いている」という特徴がある。  ここで言う「社…

【ナナシス】10周年の青空に飛び込んで――「DIVE TO YOUR SKY!!」雑感あるいは決意表…

 8月17日、18日の2日間、幕張メッセイベントホールで開催されたTokyo 7th Sisters LIVE「DI…

【ナナシス】音楽の本質をいかにして取り戻すか――『EPISODE.KARAKURI』と『EPISODE2…

 2024年5月7日、EPISODE2053の新エピソードが公開された。Stella MiNEにフォーカスした物語(…

【ナナシス】「特別なオンリーワン」になることの非情さ――EPISODE 2053 SEASON3-001…

 2002年にリリースされたSMAPの「世界の一つだけの花」は、競争社会に疲弊した人々に…

【ナナシス】それでもAsterlineは「誰かの背中を押す」――『EPISODE2053 SEASON2』

 とある映画の撮影で訪れた孤島での夜。満天の星空の下で、奈々星アイは「Asterline」らしさ…

【ナナシス】つながりの拡散と途絶――EPISODE 2053 SEASON1-006『スター・ライト』

 EPISODE.2053 SEASON1-006「スター・ライト」にはアイドルどうしの"バチバチ感"が終始漂って…

【ナナシス】「つながり」が生み出す思考変容――EPISODE 2053 SEASON1-005「星屑のアーチ」

 前回の記事では『EPISODE 2053 Roots.』の背景にある「競争社会」の功罪を整理し、消耗や疲弊を乗り越えるための戦略として、利得から切り離された「つながり」の重要性を述べた。 「Roots.」はメンバー入りを賭けた候補生どうしの熾烈な競争、エンタメ業界でより多くの収益を得るための「商品」としての競争――の2種類の競争にさらされている。このミクロ、マクロレベルの競争は候補生のスキルアップに寄与する一方、精神的な疲弊や対人関係の悪化といった負の効果ももたらした。

【ナナシス】競争社会を颯爽と生き抜く「つながり」の価値――「EPISODE 2053 Roots. …

 Roots.は、その出自からして「競争するアイドル」というイメージが強い。ここで言う競争とは…

【ナナシス】「現実の重み」のなかで歩みを進めるには――「EPISODE 2053 Season1」

 相変わらず、現実の"重さ"を感じる――。『EPISODE2053 Season1』を通して観ての印象である…

【ナナシス】Tokyo 7th シスターズ 10周年に寄せて

※この記事は2024年2月19日に他媒体でアップしたものです。 はじめに  10年前の今日、「Tok…