英検1級合格体験記<第2話:受験前の実力とボキャブラリー対策~語彙問題は無理ゲー?>
2022年3月に英検1級に一発合格しました。受験を決めて合格までの約3カ月の軌跡を、勉強法や本番の雰囲気なども交えながら、脳内関西人・富田氏(仮名)と林氏(仮名)の会話風でお届けします。
(第1話:受験を決めるまで の続きです)
第2話:受験前の実力とボキャブラリー対策
林: まずはレベルを知らなあかんな思って、過去問を買って帰って、とりあえずリーディングとリスニングだけ解いてみたんよ。合格ラインは大体7割らしいねんけど、ギリいけるかもっていうレベルやった。ただ、ボキャブラリーが25問あんねんけど、半分以下やったな。
富田: TOEIC950点のくせに?
林: 英検のボキャブラリーはTOEICとは比べもんにならんくらい難しい。無理ゲーか思たわ。まぁでも、ボキャブラリーだけ何とかしたら何とかなるやろ、っていうレベル感やったから、受験申し込むことにした。
富田: それがいつ頃の話?
林: 11月の終わり頃やな。一次試験が1月23日やったから、2カ月前くらい。
富田: わりかし直ぐ本番やん。
林: せやねん。でもまぁ年末年始の休みもあるし、コロナでどっこも行かれへんし。あかんくても6月にまたあるし。
富田: 正月休みに、受験生みたいに地味に単語覚えてたん?
林: まぁせやな。「でる順パス単」っていう定評ある単語集があって、ひたすら覚えた。覚え方は人それぞれやろうけど、おれはとにかく短期間で何周も読み込んで、覚えてられんかったやつに印付けて、そしたら苦手な単語が何回もマークされて目立ってくるから、そこを重点的に覚えるっていうやり方やった。
富田: 何周くらいやったん?
林: 数えてはないけど、3日で1周ペースやったから、本番まで2カ月とする20周くらいかな。この本はタイトルの通り、単語をでる順でA、B、Cに分けて、それぞれ700単語ずつ載ってんねんけど、1日700個ずつやってた。
富田: 1日700個って、それこそ無理ゲーやん。
林: 試験が無理ゲーやねんから、それくらいやらな。でも、毎回700個を完全に覚えてた訳やなくて、覚えてるかどうかをチェックしてた感じかな。そしたら、だんだん覚えた単語が増えていった。ザルで水をすくうって喩えがあるけど、すくってるうちにザルが目詰まりしてきて、だんだん溜まっていく感じかな。
富田: そんなもんかなぁ。単語帳とかノートは作らへんかったんや。
林: どうもノートは向いてへんみたいや。きれいにまとめたノートに憧れる気持ちはあるんやけど、どうも上手くいかん。ノート始めようと思って、1ページ目、書き始めるやん?ほんで、なんかちゃうなぁ思うやん?ちぎって次のページからまたフレッシュスタート!と思うねんけど、また書き間違えるやん?って繰り返しになる。せやから、1~2ページだけ書いたノートが山ほどあるわ。
富田: もったいない。時代はSDGsやで。
林: せやねん。これ以上使いかけのノートが増えんように、「きれいにまとめたノート」への憧れは捨てることにした。
富田: 汚いおっさんが几帳面にノートまとめてるっていうのも、きれいなジャイアン的でなんか嫌やしな。
<第3話:ライティング対策に続く>
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