見出し画像

プロフィールと趣旨説明

 みなさまこんにちは、はじめまして。中国の宋を題材にニッチな研究をしているしめずともうします。この記事では、私の略歴と、noteに何を掲載しようとしているのか、ということについてお話ししようと思います。

1.略歴

 まずは、略歴です。

東海大学文学部→東北大学大学院文学研究科(修士・博士・専門研究員)→浙江大学人文学院歴史学系中国古代史研究所(博士後研究員)→帰国後大学非常勤講師(現在に至る)

 新潟県で生まれ育ち、大学進学を機に神奈川県へ。大学卒業後は中国史の研究者を志して宮城県に移り住み、「仙台は住みにくい」だの何だのと、ぶいぶい言いつつも20年ほど経ちました。その間、合計3年程度中国浙江省杭州市にある浙江大学に留学したり、博士後研究員として就職したりして今に至ります。

 専門にしているのは宋代の制度史で、特に南宋に興味があります。「国家の中枢にいるエラい人は、どういう制度的根拠でエラそうな顔をしとられるのか」ということを、漢文史料を読みつつ日夜考えています。


2.どういった記事を載せるのか 

 大まかに、①「課金ノート」と②「投げ銭ノート」にわけてご説明いたします。

 ①課金ノートは、比較的専門性の高い事柄を、読み物として記事にします。例えば、何年もほったらかしになっている研究のアウトラインを再構成したものだとか、状況証拠から類推すれば間違いないとは思うけど論証に弱点があるテーマだとか。そういった、私の頭の隅っこに追いやられて埃を被っている奴らを(奴らがヒトならば、きっとそれをよいことにぬくぬくだらだらしてるに違いない)、無理矢理にでも引っ張り出して虫干ししてくれようというのがこれです。

 ただ、私もほかの研究者と同じく、自分のアイディアを守りたい、と考えています。ですから課金ノートは、既に修論・博論・報告書や口頭で発表したものを再構成して記事にしたり、未発表のものであれば重要な論証部分を省いて記事にすることが多くなると思います。しかし、ただただ出し惜しみをするのもつまらないので、「最初はどこに目を付けたのか」・「どうやってそれを他の事象と紐付けしていったのか」ということも書くつもりでいます。

 ②投げ銭ノートは課金ノートに比して、一貫性のない雑多な読み物を記事にします。略歴に示したように、私は学部生時代から継続して研究者育成を目指した教育を受けてはいません。今となっては誤差の範囲なのかもしれませんが、東北大生え抜きの学生・院生や上位校から東北大に進んだ院生との格差に、当時は本当に打ちのめされました。それでも何とか史料に食いつき、研究を継続して今に至ります。その経験のうち、「これはやったらいかん」・「こうしたら失敗した」(「こうしたらよい」は私が知りたい)というようなことなど、歴史学を中心に文系の研究をしてみたいひとの役に立ちそうなものを書くつもりです。


 自分で言うのもなんですが、私の研究論文は話が込み入っていて、とても読みにくいです。ですがnoteの記事に関しては、読みやすさ・伝わりやすさを重要視するつもりですので、みなさまどうぞよろしくお付き合いください。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?