足並みバイアスを"1つ"乗り越えた【動く学級通信&双方向の学級通信】
小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。
以前の投稿で、
「動く学級通信」に挑戦したけれど、
他のクラスと足並みがそろっていないから、という理由で
却下されてしまった、という話をしました。
それから約半年を経て、
そろそろいけるかもしれない…
「動く学級通信」再起案しました。
…起案通りました!
クラスの子どもたちが熱中している
百人一首大会の決勝の模様(映像)を、
保護者のみなさまに届けることができました。
1つ、足並みバイアスを
乗り越えることができたのです。
さて、ここで大切なのは
なぜ今回、起案が通ったのか。
分析してみます。
①提示された条件をクリアしたから
前回の起案の際、
管理職からのコメントは
「素敵な取り組みだから、どの先生もできるように
研修などで広めてからしてね♡」でした。
仰せの通り、夏休みにICT研修を行い、
Canva研修を中心に行いながらも
研修の最後のオマケ講座として
「動く学級通信」のやり方をお伝えしました。
このように、管理職とむやみにぶつかるのではなく
(実際、実践を個に留めず共有するという考えは大切ですし)
歩み寄るべきときは歩み寄り、成果を上げたことが
要因かなと思います。
②信用貯金の積み重ね
当たり前かもしれませんが、
日々の仕事を誠実に取り組んできた、
その信用の積み重ねに依るところも
大きいと思います。
異動初年度、飛び込みの6年生担任として
何とかここまでやり抜いてきたこと。
校務分掌でも、
上記の研修以外にも電子化をいろいろ進めるなど、
期待以上の成果をあげようと努めてきたこと。
信用・実績が積み重なったからこそ
OKを出してもらえたのだと思います。
信用を貯め続けていくことが、
結局は近道なのだと思います。
いずれにせよ、今後は
子どもたちの素敵な姿をより臨場感をもって
お伝えできそうで、嬉しいです。
そして先週、続けざまにもう1つ、
これも以前の起案で却下された
「双方向型の学級通信」を実現させようと、
再起案を仕掛けました。
すでに「連絡帳で頂いたコメントを
学級通信に載せさせていただく」という双方向は
何度かやらせていただいています。
今回は、秋の作品展に合わせて
「子どもたちの力作をご覧になった感想をください!」
という内容で、学級通信の下の方に
手書きの方用の感想記入欄と切り取り線、
Googleフォームの方用のQRコードを貼り付けました。
この起案…
も、なんと通りました!
こちらはもしかしたら通らないかな…
以前起案したときは
QRコードで感想を送ってもらうシステムはもちろん
学級通信に感想記入欄を設けることさえNGという感じでしたが、
今回は通りました。
「あなたならおかしなことはしないだろう」
「あなたのやることなら教育的意義があるのだろう」
と思ってもらえたのだと思います。
感想欄付きお便りを出したところ、
複数名のお家の方が早速、Googleフォームにて
作品展の感想を送ってくださいました。
こちらの感想はまた、
お便りに載せて、フィードバックしていきたいと思います。
今回、4月から半年強を経て
1つ足並みバイアスを乗り越えました。
ただ、現任校は乗り越えるべきバイアスが多分にある
良く言えば「古き良き伝統」が
数多に残る学校です。
1つ1つの手立てを、
「何のために」行っているのか見つめ直すこと。
揃えるのであれば「なぜ」揃えるのか問い直すこと。
そのことを怠っていれば、
いつか現場は疲弊し、立ち行かなくなってしまいます。
(すでに先生方は疲れている…)
というようなことを、
このnote上だけでこそこそ言っているわけではなく、
ちゃんと直接、管理職に提言しています。
「足並みを揃えることは、弊害も多いと思います」と。
これからも、
それは何のためなのか、
子どもたちに還っているのか。
問い続けながら、バイアス、ぶっ壊していきます。