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【冠状血管】心臓を栄養!どこから出てどこへ行く?

心臓の冠状動脈・静脈の解剖について、基本的なところを解説してみます。

冠状血管(動脈・静脈)はこのように心臓の周りを取り巻いている血管ですね。

このように心臓の全周にわたって、その表面を取り巻いています。

まず冠状動脈、赤く描かれている方から見ていきます。
冠状動脈のポイントは、『どこから出ているか』。

冠状動脈は大動脈の基部から出ています。
左の冠状動脈と右の冠状動脈があります。

左の冠状動脈は、大動脈基部から出たあとに、心臓前面の左心室と右心室の間のあたりを下行していく前下行枝と、ぐるっと後ろに回っていく回旋枝に分かれます。

回旋枝は心臓の裏側にまわっていくんですね。

一方で、右冠状動脈は大動脈基部から出て、その後、右心房と右心室の間あたりを通ってグルっと心臓の後ろに回ります。

そして心臓の裏面を栄養するわけですね。

今度は青く描かれている冠状静脈の方を見て
いきましょう。
冠状静脈は、抹消の方はほとんど冠状動脈と伴走しているような形で、心臓全体に張り巡らされています。

この冠状静脈が心臓から血液を集めて最終的にどこに行くのかというと、左心房のすぐ下にあるこの大きな静脈、冠状静脈洞に行きます。

冠状静脈はすべてこの冠状静脈洞に集まり、そしてこれがどこに流入するかというと、右心房に流入するんですね。

ということで、心臓の冠状動脈・静脈の解剖について、基本的なところを解説してみました。

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