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Life is beautiful

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日々の暮らしや旅先での話。同じ風景を見ることはニ度とない。人生は旅のように出会う景色は一瞬一瞬、ニ度と来ない瞬間だ。せめてそこで見たもの、出会った人、食べたもの・・そして感じたこ…
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#ワイン

遊び心あふれる空間で、伝統的イタリアンに舌鼓。

サラリーマン生活を終え、独立して2年目の秋。ミラノの友達から夕食に招待いただき、お互いの新しい門出を祝ったお店は、88年続く地元の人たちに愛される老舗のトラットリア。しかし・・一歩足を踏み入れると、外観からは想像できないJazzyな雰囲気とエノテカの様相がうまく融合した独特の世界観が目の前に広がりました。 トラットリア・アルラーティ・ダル1936現地集合で待ち合わせたトラットリア・アーラティは、ミラノの中央駅から地下鉄で一度乗り換え、そこから5駅、20分ほどの駅「Ponat

知る・学ぶ 「ナチュラルワイン」 Vol.1

昨秋、ナチュラルワインのインポーターのディオニー(株)主催の 『ナチュラルワイン講座』を受講、無事修了式を迎えました。 今までのナチュラルワインに対する偏見を少しでも正せたら・・ そんな思いで参加した講義の振り返りです。 最近気になる「ナチュラル・ワイン」 大阪の福島も天満も・・巷では、とにかくナチュラルワインを扱う飲食店が今なお増殖中。「うちのワインは全てナチュラルです」という店も多くなりつつある今日この頃。いろいろ飲んでみてはいるものの、正直、宝石混合・・いずれもフレ

ナチュラルワイン ー ワインの「自然」な姿への探求(その1)。 

ここのところ、やたらち"ナチュラル・ワイン"の表記を目にすることが増えた。巷では、ナチュラルワインを提供する飲食店が増殖を続ける。 大阪の天満や福島あたりでは「ナチュラルワインしか置いてない」と言われることも多くなり、クラッシックなスタイルに馴染みのある世代には、ちと世知辛い世の中になってきた。 ・・・果たして、ナチュラル・ワインとはなんぞや? そんな疑問が頭をよぎる中、自分なりの考察の果てに辿り着くその先まで続く道のりをここに記します。 多様性の時代にみるナチュラルワイン

日本ワインの現在地。 Winart 最新号 2024 no.116号より

少し前、ワインの聖地ブルゴーニュの中心ボーヌにて日本ワインの試飲会「サロン・デ・ヴァン・ジャポネ」が開催されるとの噂を耳にしていた。 ワイン宗国フランスで開催された、日本ワインの歴史的瞬間をワインフィッターの山田マミ氏が現地に取材に赴いた。  長らく「高温多湿の日本の自然条件で、いいワインができるのか?」と言われていた日本のワイン。果たして、本場フランスでの評価は・・いかに?  山田マミ氏の取材記事を読んで感じたことを書き残してみました。  第一回 サロン・デ・ヴァン・ジャ