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VRを使ったジェンダー・セクシャリティ教育プロジェクトの話を聞いてきた
どうも!れん💡です。
とある教育系の国際学会で、ジェンダー・セクシュアリティの教育プロジェクトを紹介するオンラインワークショップがあったので参加してきました~
ワークショップでは、カナダの大学の大学院生が取り組んでいる3つの研究プロジェクトが紹介され、参加者と議論しました。主にVR技術を使った新しい取り組みで、教育のようなメディアアートのような感じでした。
1. Queering Complexity Using Multi-Agent Simulations
![](https://assets.st-note.com/img/1654129214059-1z5QZE4tcE.png?width=1200)
インタラクティブなVRゲームです。VR空間内で子供部屋に入るところスタートします。部屋にはぬいぐるみやPCなどいろんなものが置いてあり、これらを触ると、ジェンダーバイアスを感じた経験のストーリーが流れてくる仕掛けです。ストーリーはジェンダーバイアスのせいで好きなコンピューターサイエンスが思うように学べなかった学生の物語でした。「コンピューターサイエンスは選択授業。履修者は私以外全員男性で私はういていました。」という話が印象的でした。ストーリーの中ではジェンダーバイアスに苦しんできた人が選んできた選択肢をユーザーは選ぶことになり、選択肢を選ぶことを通じて当事者の経験を追体験することができます。VRの没入感をうまく生かした取り組みですね。
2. Queering Virtual Reality: A Prolegomenon
![](https://assets.st-note.com/img/1654128375017-nxoMVWDSsM.png?width=1200)
セクマイがVR空間内で自分の見えている世界を表現し、その世界を説明することでセクマイの視点を伝える取り組みです。セクマイが自分の個人的なストーリーを伝えることはそれなりに効果があると思いますが、VR空間内で没入感を持って話を聞く体験がどのようにその効果を高めるのか、気になりますね。
3. Queering Complexity Using Multi-Agent Simulations
![](https://assets.st-note.com/img/1654127575629-VNJDB6cHPq.png?width=1200)
エージェントベースドシミュレーションで、セクマイがどのように偏見や社会の「普通」に苦しめられているかを表現したものらしいです。メディアアートっぽいですね。もし現実で起きた出来事が何らかの形で記録され、このように表現されたらかなり面白そうです。
ジェンダー・セクシュアリティ教育は言うまでもなく海外に参考にすべき事例が多いんですが、日頃なかなか情報に触れることができないので、いい機会になりました!
れん
💡
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