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ベストパフォーマンスを出すピーキングのためのテーパリング

数年前、まだ私がトレーナーとして間もない頃、どうしたら、大事な試合にピークを持っていけるだろと思って勉強していた頃、当時国立スポーツ科学センターに所属していた、河森直紀さんの記事を読みました。
そこにはフィットネス-疲労理論という内容の記事が書かれてしました。
その当時超回復理論しか、聞いたことがなかった私はこれは‼︎と思いすぐにチームのウエイトトレーニングの計画で参考にしました。

ピーキングのためのテーパリング

2018年2月に出された書籍を読み返していました。
ピーキング:狙った重要な試合にベストのコンディションで臨めるように、コンディションを上げていき、そのピークを合わせること


テーパリング:徐々に練習、トレーニングの負荷を減らしていくこと

最適なテーパリングによって期待できるパフォーマンス向上の効果は平均3%だそうです。
ちょっと少ないかなと思いましたが、ギリギリの試合では3%は大きいですよね。

フィットネスー疲労理論

私が高校生の頃は大事な大会の1ヶ月〜2ヶ月前に急激にトレーニング量を上げて追い込み、試合に向けて、練習量を落としていくような調整方法、いわゆる超回復理論だったと思います。
それだと、疲労は回復するが、それに伴って、フィットネスも落ちてしまって身体的ポテンシャル(コンディション)は落ちてしまっていたんだと思います。

フィットネスー疲労理論での戦略としては、負荷の抑えたトレーニングを試合直前まで高い頻度で実施していくということです。
そうすると、蓄積された疲労は徐々に減らしていけ、フィットネスも過度に落とすことはなく身体的ポテンシャル(コンディション)は高い状態であるとういうものです。

詳しくは本書のガイドラインを参照にするとテーパリングの実際がわかるかと思います。

本日は書籍の紹介でした。

https://www.amazon.co.jp/ピーキングのためのテーパリング-%E2%88%92狙った試合で最高のパフォーマンスを発揮するために%E2%88%92-河森-直紀/dp/4905168538



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