ラプソードを使ったピッチデザイン成功の鍵は「そんな所でそんな物投げるな」
昨日は小松大谷高校のバッテリーに向けて所有しているラプソードの効果的な使い方を一緒に考えました。
テーマは
トレバーバウアー選手のスライダーを投げてみよう!
山本由伸選手のカーブを投げてみよう!
まず用意する資料は
1.回転軸、回転効率、回転数等のデーター
2.ボールのにぎり方
3.投げる感覚
4.実際の投球映像のボールの軌道
5.リリースのハイスピード映像
ラプソードを使いこなすには運動学習の原理原則を理解しなくてはいけません。
ラプソードを使いこなすには相当の感覚が必要になります。
ボールの軸を7時から7時50分にする
ジャイロを10°あげる
高速で行われる投球動作でこんな細かい修正することがどれほど難しいかは想像通りです。
数値は毎回違ってきます。
ベルシュタインの提唱した自由度問題を頭に置き、人はたくさんの関節のたくさんの動きの選択肢の中からその動作を選んで投げている
アトラクターと呼ばれる一流選手が持っている普遍の動作パターンであるヒンジやヒップロックの動きは変えず、フラクチュエーターであるリリースを変える
それにはやはりハイスピードカメラが必要なのかもしれません。
自分の感覚とのズレが必ず生じているからです。
ズレを少なくするために大きいボールや重たいボールや槍をなげたり、ドッジボールを投げたり、狭い所で投げたり、裸足で投げたり、繰り返しのない繰り返しをやっていって知覚していくわけです。
動くためには知覚しないといけないし
知覚するためにも動かなくてはいけない
知覚といえばのギブソンがそんなことを言っていたと聞きました。
「そんな所でそんな物投げるな」
子供の頃に夢中でこれをやり続けたきた選手が感覚がいいのかもしれません。
自分の球が少し良くなるきっかけになってくれたらいいなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?