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社会とは、実に不平等だ。でも、変えることができる。そう信じてる。


最近、就活生とたまに話す機会がある。

その時「今の会社に何故就職されたのですか?」「就職活動の軸は何でしたか?」「入社後のギャップはありますか?」などがよく聞かれる質問トップ3だろう。

私は、就職活動の時にOB訪問をよくしていた。

理由としては、「広告代理店はOB訪問10人しないと受からない」といった幻想か本当かわからない話があったり、「本当に自分の目指すところはここでいいのか」不安を解消したかったりといったところだった。私は昔から仕事好きな傾向があり、自分がやりたいと思える仕事でなかったら絶対に嫌になることが確信できていた。

そして、私は面接が得意ではなかった。エントリーシートは通過しても面接がまるっきし駄目だった。でも妥協はできなかった。本当に辛かった。

今の就活生は正直、羨ましい。わざわざ自腹で東京へ来て面接を受けなくていい。オンラインで受けることが推奨されている。私が就職活動をしていた頃、夜行バスで往復してゼミを受けながら面接対策とスケジュール調整をしていたことを思い出すと本当に大変だった。月曜の夜に夜行バスに乗り、火曜に東京に着いて面接を受けて安いホステルに泊まり、水曜の夜に夜行で帰る。木曜日にゼミを受けて、お金がないから土日はバイト…。しかも内定がないままメンタルがやられていた。


もし私が就活生に戻ったら伝えたいことがある。

①テレビ業界なんていけると思うな。もっと早く広告業界やIT業界を受けろ

テレビ業界なんて端にも棒にも掛からなかった。本当に辛かった。しかもキー局準キー局で数社しかないのに。広告業界ももちろん厳しかったが、テレビと比べたら会社の数なんて全然違う。もう少し早く広告業界に関心を抱いて対策していたら…と思ったことは間違いない。

②就職活動は早く動いたもんがち

動いていたつもりだった。でも、業界を見たのも遅かったし、企業について知ることも遅くなった。もっと早く受けることできただろという企業もあった。説明会が満席になって面接にたどり着けない…そんなことが幾度あったことか。

③インターンは行っとけ

インターンシップで仕事を経験したかった。秋頃にテレビのインターンシップしか見ていなかった自分を殴りたい。ITでも数日あるインターンに行けばよかった。

④自信を持て

バイト先の先輩の送別会の時、店長に「お前なんかが就職できるわけない。うちの店にしとけ」と言われて泣いた記憶がある。他の同期も優秀で、自分は全然だと思っていた。多分そういったメンタルの弱さが顔に出ていたのだろう。面接が怖かった。自信がなかった。私は自分のことが信じられなかった。

でも、自分が信じてあげなかったら、誰が私のことを信じてくれるのか。

自分の力を疑いもしない楽天的な人、自分が好きで自信に満ち溢れているやつは就活上手くいってていいよな、と思っていた。だが、自分なんか…という奴を誰が撮りたいのか、といった話だ。本当に辛かった。


就職活動はポジティブな奴が強い。これは紛れもない。転職と違ってポテンシャルだ。学歴はそれまでの人生の努力という物差しで見られる。それしか測る指標がないからだ。

実に不平等な社会だと思うが、そこに勝つためには就職活動が始まってから頑張るのでは遅いと感じた。だが、就職してからもチャンスはあると私は信じている。どこか一社でも今の自分を認めてくれる会社があればまずはそこでしばらく修行して、そこからリベンジしたいかステップアップしたいかそのまま働くか考えたらいいのだ。


ここ数ヶ月、顔出し引退を撤回して話題のオリラジ中田のあっちゃんのYoutube大学をよく観ている。彼のキャッチコピーは「人は、何者にでもなれる。いつからでも。」。一見彼は人生全部成功しているカリスマ的人間に見えがちだが、努力と工夫で生き残ってきた逸材だと3時間超の自己紹介動画を見て痛感した。

人から讃えられるためには凄まじい努力と少しのアイデアが必要なのだ。ただ、これまでの人生がこうだったから今更、と諦める必要はない。そう伝えてくれている気がする。


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