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医療・介護業界において、人材紹介サービスは悪なのか?を考えてみた

このようなニュースが時々報道され、そのたびに以下のような声があがってきます。


「人材紹介の手数料が高すぎる」
「人材紹介はなるべく使わない方が良い」
「人材紹介を使っていない法人が良い法人だ」 など

■他業界・他職種での人材紹介サービスは?

介護業界では人材紹介サービスは、ちょっと邪見にされるサービスですが、他業界ではどうでしょうか?

マイナビさんが興味深いアンケートデータを公開されていたので、引用させて頂きます。

従業員300名以上の比較的大きな会社で人材紹介が効果的だったとの回答が全体平均より10ポイント以上高い結果になっています。

人材紹介/求人広告、それぞれにどれくらいの費用をかけているか?というポイントで見ると、従業員300名以上の会社では年間1,000万円以上の採用費(人材紹介と求人広告の合算)をかけていることが分かりますね。

求人広告でも、1人あたり採用するのに40~50万円以上かけていることがわかりますね。

こちらは「マイナビ・日経2021年卒大学生就職企業人気ランキング」です。ここに掲載されている多くの企業が、人材獲得のために人材紹介サービスを利用しています。
1人採用するために、100万円以上の人材紹介手数料を支払っています。


●人材紹介サービスを利用している上記に記載ある企業は悪い企業ですか?
●法人の良い/悪いは、人材紹介サービスの利用有無で決まりますか?
●お金をかけて、自社にマッチする人材を獲得することは悪い事ですか?
●通常の求人広告では採用することが難しい、採用することに時間がかかってしまう法人に、成功報酬で人材を紹介することは悪い事ですか?
●転職のプロに相談しながら自分のキャリアを考え直したり、転職活動をする求職者は悪い求職者ですか?

採用手法にはそれぞれメリット/デメリットがあるので、それぞれを理解した上で病院・介護事業所が採用活動を行えるようになること。

そして、医療・介護業界において、人材紹介サービスがもう少し普及して、偏見ないサービスとして確立されることを願っています。

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