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『本当に住みやすい街大賞2019:第1位赤羽』実際に住んで感じたメリット・デメリット

私が赤羽に越してきたのはコロナ渦真っ只中の2020年夏。
作業をしてくれていた引っ越し業者の人たちがマスクをつけたままで、熱中症で倒れないか心配になるくらいかんかん照りのなかでの引っ越しだった。

赤羽に引っ越してくるまで「本当に住みやすい街」とか「住んでみたい街」など、ランキングに入るようなちょっと人気な街だとは知らなかった。

私が赤羽を選んだ理由は、昔埼玉の戸田近辺に住んでいた時期があったので多少土地勘があること、友人知人が何人か赤羽周りに住んでいること、(当時の)実家まで電車を乗り換えせずに帰れること、この3つだった。
特に赤羽じゃなければいけない理由は無かったのだが、なんとなく引っ越して、なんとなく住み心地が良くて、気が付いたら4年経っていた。

特に赤羽に思い入れが無かった私が、4年も赤羽に住み着いている理由をメリット・デメリット合わせてお伝えしていこう。


赤羽基礎知識

ユニクロやGUがはいっている赤羽駅西口ビビオ
引用元:https://town.mec-h.com/mh-akabane/103

赤羽駅東口からすぐの場所には、赤羽一番街やOK横丁といった飲み屋街が密集しており、「せんべろの街」というイメージのあった赤羽だが、実は「子育てするなら北区が一番」を掲げるファミリー層にも人気な東京都北区にある街。
ほぼ埼玉のギリギリ東京。

子育て支援の取り組みが充実し、大型公園も多く存在しているので、ファミリー世代向けというイメージに変わってきているようだ。

赤羽駅東口の繁華街を抜けた先には、荒川・隅田川・新河岸川と3つの川が流れており、川沿いの街ならではの開放感を感じることもできる。
荒川河川敷では平日・休日問わずジョギングやサイクリングを楽しむ人を多く見かけ、バーベキューのできる場所もある。


赤羽に住むメリット


まずはメリットからご紹介。

▶交通の便が良い

赤羽駅北改札東口
引用元:https://woman.chintai/article/town/0894_akabaneeki_yachinsouba/

赤羽に住む1番のメリットは、なんといっても交通アクセスが便利なことだろう。
私が電車移動が大嫌いで、特に乗り換えにとてもストレスを感じてしまう人間なので、多方面にアクセスが良いのは最高。
池袋まで約10分、新宿まで約20分、東京駅まで約20分、品川駅まで約30分、と都心中心部へのアクセスは抜群に良い。
また、東口から8分ほど歩くと東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅もある。

▶大型スーパーや商店街など買い物に便利な施設が充実

ララガーデンー赤羽スズラン通り商店街
引用元:https://tokyo.itot.jp/akabane/208

日々の買い物のしやすさも住む場所を選ぶポイントになると思うが、赤羽駅には商業施設が複数あり買い物に困ることはない。
強いて言えば、デパートが無いのがちょっと残念だが、無くても生活していけるので問題なし。

赤羽駅東口にある赤羽スズラン通り商店街は、個人商店からチェーン系の店舗まで揃う活気のある通り。
特に飲食店が多く、ランチには困らない。
また、商店街の中にあるダイソーは5Fまである大型店舗で品揃え抜群。

駅前にはイトーヨーカドー、角上魚類、カルディー、無印良品、ユニクロ、GU、ドン・キホーテなど、十分すぎるほどの店舗が揃い、赤羽から出ずに買い物が終わる。
ちなみに、成城石井も近々オープン予定で今から密かに楽しみにしている。

▶カーシェアの台数が多い

タイムズカーシェア
引用元:https://share.timescar.jp/

都心に住んでいる人にとって、駐車場代や車のメンテナンス費用の高さは、車を所持することへのハードルになっているだろう。
私も車の運転は好きだが、毎日の通勤で使うならまだしも、休日しか車を使わないとなると、コスパの悪さに頭を悩ませた。
しかし、ここ数年でカーシェアの台数が増え、赤羽駅近辺にもかなりの台数揃っており、タイムズカーシェアをはじめ、三井のカーシェアーズ、オリックスカーシェアーズなど様々な会社がある。
自分で車を持たずとも、好きな時に使いたいだけ車に乗れるのは大変便利だ。
また、環七や環八などの幹線道路に出やすいのも高ポイント。

▶再開発がすすめられている

イオンスタイル赤羽
引用元:https://www.ryutsuu.biz/report/p072840.html

昨年7月にはイオンスタイル赤羽店がリニューアルオープン。
駅から少し距離はあるものの、ヤマダ電機や丸亀うどんなども入る大型店舗。
西友赤羽店とダイエー赤羽店も現在建て替え工事中で、2つの大型店舗がほぼ同時期にリニューアル。
2029年6月には赤羽駅東口に100m超えの高層マンションの建設の計画が進められており、赤羽一番街周辺の再開発計画も進められているそう。
昨年駅近くにドン・キホーテがオープンし、今年は成城石井がオープン予定、今後ますます便利な街へ進化していくだろう。


赤羽に住むデメリット

どんな街でも良い点ばかりではないだろう。
住んでみて分かったデメリットもお伝えしておきたい。

▶北区の中では家賃は少々お高め

赤羽駅京浜東北線ホーム

都心の街ではないものの交通利便性が非常に良いことから、北区周辺ではやや高めとなっている。
北区なのに予想より少し高いなあ、と思う人は少なからずいるだろう。
しかも、川を越えればすぐに埼玉県の川口や戸田があるので、そちらと比べると若干お高めなのは否めない。

▶治安がとても良いとは言えない

赤羽駅東口 飲み屋が軒を連ねる赤羽一番街
引用元:https://www.gotokyo.org/jp/spot/90/index.html

繁華街のある街はどうしても治安の面で不安が多い人もいるだろう。
確かに「超安全で変な人なんて全然いないよ!」とは口が裂けても言えないが、歩く道さえちゃんと選べば特に怖い思いをしたことは無い。

逆に繁華街が近いことで夜中でも明るいので、キャバクラや風俗のキャッチのお兄ちゃんたちがウロウロしてる道を、あえて選んで歩いたりしている。

▶河川が近いので災害リスクが高い

東京都北区水害ハザードマップ
引用元:https://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/bosai-bohan/bosai/suigai/map/hazardmap.html

荒川以外にも新河岸川など河川が複数あり、水害リスクの高い街といえる。
同時に氾濫する恐れや、土砂災害の発生の恐れもあり、高台への避難経路を事前に確認するなどの対策を、常に意識しておくことがかなり重要。

河川に近い赤羽駅東側に位置する赤羽・赤羽南・岩淵町などは、荒川が氾濫した場合には2階部分まで浸水する可能性が高いと言われている。

万が一のときのために、緊急時の避難場所の確認や災害時の備えをしっかりと。


結局のところ、私が赤羽に住み着いている理由

メリット・デメリットなんて大げさにいくつかあげてみたが、ただただ住み心地が良い。これにつきる。

完璧な下町ではないが、都内ほど綺麗な街並みではない。
中途半端な感じに聞こえるかもしれないが、私にとってはとても心地のよい街。
全ての街に言えることだが、住んでみないと分からない「その場所の趣」があるのだと思う。
私は「赤羽の趣」に魅了されてしまった1人なのだろう。


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