Tiktokの広告からタスク詐欺に誘導?!あやしい・会社名非公開の謎のレア副業の危険性
今回たまたま「Tiktokの広告」で世の中で流行してそうな「タスク詐欺」っぽいのを発見したので、違ったらそれはそれでいいので情報をシェアしておく。
バイトだっていうのに会社名は非公開だし、スクショ送っただけでPayPayくれようとするしで謎のこわさMAX。レア副業という魅力的な言葉の裏にはものすごい危険性があるかもしれないということですね。
タスク詐欺とは?
タスク詐欺は、SNSなどで「簡単に稼げるレア副業」などと誘い、簡単な作業(タスク)を行わせることで報酬を得られると偽ってお金をだまし取る詐欺の手口です。多くの場合、最初は低額の報酬が支払われますが、徐々に「報酬を増やすために支払いが必要」として金銭を要求し、最終的に被害者に大きな金額を振り込ませます。
タスク詐欺の具体的な手口
SNSや広告での勧誘:「簡単に稼げる副業」といった内容の広告やメッセージがSNS上で広まり、それを見た被害者が誘導されます。
今回筆者がみつけたのはTiktokの広告です。
こんな読ませる内容で学生や若者はついうっかり広告をクリックして先にすすんでしまうケースが多いみたいです。
「自宅でインターネットサーフィンをすることで月に数百Wを稼ぐこともできます」と書かれておりますが、アカウント名も会社名も書いておらず、身元不明のアカウントです。(ここでは伏せていますがそのへんにいそうな日本人の名前でした)
タスク詐欺は、めちゃめちゃ簡単な作業で最初の報酬を得てもらう(信じ込ませる手口)
最初は練習と称して「動画のスクリーンショットを送る」「特定の投稿にいいねを押す」などの簡単な作業を行わせて、数百円程度の報酬を与えることから始まります。
実際にみつけたレア副業の広告をクリックすると、何者かのLINEのページに飛ばされました。
会社名もなんにもない、個人の名前のLINEです。
このLINEのトークに登録すると、タスクのやり方と上記の報酬内容が連絡されてきました。
ここでおかしいのが会社の公式LINEではない、という点です。雇用契約もなにもない状態でチャレンジが始まります。
会社名の提示もなく始まるミッション。Youtubeは普通のそのへんの動画を使っているようでした。おそらくこの団体とは関係ないYoutuberの動画なのでしょう。
10秒ほど見たらスクショして送るように指示されます。
指示のとおりにスクショをおくると、最初の報酬の受取の話しになりました。
「paypayのQRコードのスクリーンショットをお送りください!会社より150円送金されます。」というメッセージ。
ここでPayPayで送金を受けると、私の名前がばれてしまうことを懸念して、「PayPayを持っていなかったらどうなるのか?」を質問してみました。すると、謎のサービスで代替できるらしいです。
なんとPayPayじゃなくても謎のこのサービスに登録したらお金が受け取れるとのこと。でもこんなサービスきいたことないので、ちょっと会社の名前を聞いてみると、
上場しないと雇用主を教えてくれない・・・?
あやしいのでここでタスクを止めることにしました。
報道でもされてるタスク詐欺ではこのあと、追加報酬をちらつかせて金銭を要求してきます。
作業を続けていくうちに「報酬を上げるためには前払いが必要」「作業時間内に終わらなかったので違約金が発生した」などと偽り、指定された口座に振り込むよう要求してくるようです。
被害が拡大するケース
最初は少額の振り込みを求められますが、段階的に「口座の凍結解除」や「違約金」などを理由に高額な金額をだまし取られることが多く、最終的には数百万円にのぼる被害が発生します。
被害の具体例
空知地方の50代男性
SNSの副業広告に誘われ、動画のスクリーンショットを送る簡単な作業をしていたところ、「報酬を上げるためにはお金が必要」とされ、270万円を振り込んで被害に遭いました。https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n22ac5f6ebb0b/札幌市の50代男性
動画のスクリーンショットを送る作業を行い、当初は少額の報酬を得ましたが、その後「違約金が発生した」とされ、最終的に568万円をだまし取られました。https://news.yahoo.co.jp/articles/82e430017df05dc56c17f2c2bbc50cb4445e7551宮城県の男子大学生
SNSの広告を見て「いいねを押す作業」を始めましたが、作業ミスによる違約金を理由に800万円を振り込んでしまいました。https://www.khb-tv.co.jp/news/15383313
タスク詐欺の特徴
簡単な作業で高報酬を謳う
手軽に稼げると錯覚させる副業の形態を取り、特に経済的に困っている人々を狙う。少額の報酬で信用させる
最初に報酬を支払うことで被害者の信頼を得た上で、徐々に金銭を要求する手口。違約金や凍結解除を口実にした追加請求
作業をしている中で「違約金」や「凍結解除料」を口実に、さらなる支払いを求める。
防ぐためのポイント
簡単に稼げる副業に注意
SNSで見かける「すぐに儲かる」「簡単な作業で高収入」などの甘い言葉には警戒が必要です。不審に感じたら警察や専門機関に相談
少しでも疑問を感じたら、警察や消費者センターに相談することが重要です。前払いの要求には応じない
報酬を上げるために先にお金を払うという話は、詐欺の典型的な手口です。
まとめ
タスク詐欺は、SNSや広告で「簡単に稼げる副業」として誘われ、簡単な作業を行うことで報酬が得られるように見せかけ、最終的に金銭を騙し取る手口です。被害者は最初に少額の報酬を得ることで安心し、徐々に「報酬を増やすため」や「違約金を支払うため」として多額の振込を要求されます。多くの場合、数百万円規模の被害が発生しています。
タスク詐欺は副業を求める人々の心理を悪用した悪質な詐欺です。SNSでの誘惑的な広告には十分な警戒心を持つことが大切です。
もしスマホ詐欺に遭ったと思ったら
消費者ホットライン: 消費生活におけるトラブル全般について相談できる。電話番号は188。https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/
警察: 地域の警察署やサイバー犯罪相談窓口で相談を受け付けている。警察相談専用電話は#9110。https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/3.html
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