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なあおまえ
おれとおまえが寄り添って
いるとして
おれの傷とおまえの傷が
二つ合わさってひとつにでもなるわけねえし
からだくっつけたって
傷がひとつになるわけでもねえし
この傷だらけのからだと
その傷だらけの心の
切れ目からあふれでたいとおしさで
結ばれんのならそうするさ
痛いくらいにひとつにならない傷と
体で
おれはおまえを抱く