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頭を掻き毟るように、心を書き毟ってください

独り言に見せかけて話しかけてくるヤツめちゃ怖い

12月27日(水)24:43
気取ってしまって何も書けない。
取っておくほど立派な気など持ち併せていないのに、気取ってしまう。
はて、どうしたものか。
そもそも私はこの文章を誰にあてて書いているのでしょうね。
誰でも構わないのだと思います。嘘つけ。
ごめんなさい嘘でした。誰でもいいこた無いわ。全然無い。
自分の考えを吐き出すところがほしいだけなら、わざわざこんなところに赴く必要は無い。
でも来てしまっているわけだから、何を言っても言い訳がましいというか。
誰でもない誰か、ではなくて、本当はあの人やあの娘に打ち明けてみたかった。
そういうことを綴る気でいるのかもしれない。
いや、何のために?くだらないことこの上ございませんけれども。

公的な場に私的な感情を零すことは、愚かで恥ずべき行為だというのがどうやら私の持論のようです。自己矛盾を、抱えている。自分で自分が恥ずかしい行為をしている。もっと大袈裟な言い方をすれば、ある種の罪を犯している?いやそれは言い過ぎだよな、うん。
違反行為、くらい。肝心なのはルール違反なのかマナー違反なのかという点で。どっちにしろ違反は違反か。わはは。

ここに秘密基地でも建ててみよう、と思ったのは、ちょうどその頃驕っていたからだった。

自分は頭が良いと驕れ。
驕れと書いて自信を持てと読み仮名を振れ。

2023年10月14日(土)0:40

驕る自信を持つ」。うん、悪くない。いや、長いな。
驕り高ぶっているくらいがちょうど良い、と、思えるときもある。
けど今は別にそう思えていない。いつも自分の能力を少し高く見積もるか低く見積もり過ぎるかで、困る。自分に自信がないときに何を書いたって、くだらなく見えるに決まっている。誰でもないけど誰かの眼には留まり得る以上、くだらないものを載せるのは、失礼だ。わかってはいるんです。でも、くだらないことばかり書いてしまう。ごめんなさい。それはきっと、私自身がくだらない人間だからに他ならないのです。
いえ、きっと、くだらないものなんか無い。これは誰かの受け売りだった気もする。

「無駄なものなんて無い。」
その人は普段世を厭ったような顔で笑うクセに、ときどきそうやって真っ直ぐな信条をのぞかせるのだった。驚くほど透き通っているから、思わずたじろいでしまう。
救われたような気になった、のは嘘じゃなかったよ。
悔しいから、わざと右側に座って呟いた。

かき揚げだより

12月29日(金)19:43
頭のなかに浮かんだって、どこにも書き留めなければ土座衛門、で浮かばれない。
だから、繋ぎ留める場所がほしかった。
早くしないと、世界がまた一つ歳を取る。
本当は何も変わっていなくて、また昨日の続きが澱重なっていくだけなのに、私はきっと騙されてしまう。新しい年ですよ~!というおめでたい空気に誤魔化されて、流されてしまう。
忘れちゃうんだ。
あんなにいろいろあったはずの今年も、終わっちまえばそれまでだ。区切りがついて過去になる。最近悩んでいたはずのことが最近じゃなくなる。鮮度が落ちて、それはつまり腐っていくということで
ゴミ箱!!
まるでゴミ箱にそのまんま捨てているみたい、じゃない?じゃないか。
ゴミ箱に捨てたものは別になくなるわけじゃない、目の前から消えて、かたちが変わっていくだけなんじゃないか。
それが存在していた事実はずっと消えない。消えないから別に。
でも見えないと、無い、って、錯覚してしまうんですよね。
ねぇそれ、錯覚だから!確かにあったはずのものまで無かったことにしてくれるな。

つまり何が言いたかったんだっけ。
意味、を見出したいのかもしれない。
無駄なものなんて無い、のであれば、私のこの、これなんだ?わからないけど、ただ思ったことを書き連ねているだけの、この時間もできた文章も、無駄なんかじゃないから。
最低限のかたちも持っていない、何か未満のものばかりかもしれないけど、積み上げて、積み上げてね、って繰り返したら。
そうしたら何かに成るかもしれない。
その可能性に私、賭けているのだと思います。
だからここに、情けないと知っているけれど開き直ってここに、居直ることにした。
ん?だったらなんだ、だったら何なんでしょう。
誰に宛てているのかわからない手紙をずっと書いている。
ていうかこれらは全部、言い訳ですね。
こうこうこういうワケなので、ここにいること、どうかお許しください。
ひとまずこの、申し訳程度の弁明をすることで、私自身にいったんの許可をあげようと思います。
「良し」
ありがとう。
それだけです、よ!

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