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ハッピーバレンタイン2021

街中に美味しいチョコレートがあふれるバレンタインは好き。
財布の紐をゆるゆるにして、高級チョコを買い求めてしまう。

10年以上、毎年、池袋西武のチョコレート・パラダイスに通ってきたが、今年はコロナで行きそびれるところだった。たまたま都内に用事があったので、立ち寄ることができて嬉しい! もう、この規模の催事じゃないと、満足できない体になってしまった。

今年、食べたのはこれ。

写真の左下から反時計周りに、ピュイリカールのボンボンショコラ プロヴァンス、フレデリック・ブロンディールのカカオボヤージュ、プラリネ バイ パスカルカフェのプラリネショコラセット。これに、UCCのCafé no Barのブレンドコーヒーを合わせていただいた。

あと、本体の写真を取り忘れたので、袋の写真しかないんだけど(笑)

ブノワ・ニアンのチョコクッキー。
直径10cmはあろうかというBIGサイズ。チョコが贅沢に乗っかっていた!

以下、それぞれの感想。

ピュイリカール/
ボンボンショコラ プロヴァンス

南仏プロヴァンス地方ピュイリカール村のショコラティエ。
初めてお目にかかった!

お味は、ラベンダーとはちみつのガナッシュ、オリーブオイルのガナッシュ、タイムのガナッシュ、ヘーゼルナッツプラリネの4種。

ラベンダーの香りが華やかで、口に入れた瞬間、背景に花畑を背負った! 
オリーブオイルは、舌触りがなめらかで、ずっと口の中で転がしていたい味。
タイムはビターでどこかスパイシー。固めで他と印象が違ったな。
ヘーゼルナッツプラリネは、濃密なナッツ感と、とろんとした口溶けが印象的。

全体的に繊細なつくりで、目を閉じてゆっくり楽しみたいショコラだった。味によって、口当たりがもったりしていたり、ぱっきりしていたり、アレンジされていて、こだわりを感じた。

私のお気に入りはラベンダーかな。
一番楽しみにしていたので、期待を裏切らない美味しさで嬉しかった! ただ、ラベンダー強めなので、好みがわかれるかも。オリーブオイルのほうがシンプルに飽きない美味しさという気がする。

お値段に対してラッピングはシンプルかつコンパクトだけど、両面印刷の吸い付くような手触りの紙を使っていて、センスを感じた。

他の味も食べてみたい!
来年もぜひ出店してほしい。


フレデリック・ブロンディール/
カカオボヤージュ

ベルギーのショコラティエ。
好きで毎年チェックしている。今年は新作の詰め合わせを買ってみた。

お味は、トーゴ産カカオ×アーモンド、エクアドル産カカオ×ジャスミン、インド産カカオ×ラズベリーの3種。

アーモンドは、私が普段食べているアーモンドチョコの上位互換だあー!!! という味(語彙力)。アーモンドの香ばしさが違う。

ジャスミンは、口に入れた直後はわからないんだけど、間をおいて溶けた瞬間に、ジャスミンの花が咲く!

一際自己主張の激しいラズベリー。ざくざくとしたクレープ生地と相まって食感も楽しい。ラズベリー好きにはたまらない一品かと。ただ、ラズベリーの味が強いので、食べる順番や、飲み合わせにもご留意。

カカオボヤージュと銘打たれているので、カカオの差異が全面に出ているかと思いきや、素材の存在感が圧倒的だった(笑) 素材にベストマッチしたチョコをあわせているおかげで、素材の美味しさがいっそう引き出されていたんだろうな。シンプルなチョコだけでも食べてみたい。

私のお気に入りはジャスミン。
とにかく、チョコが溶けた瞬間に花が咲く感動を体感してほしい。

信頼する友人たちから、クッキーも薦められていたので気になる。


プラリネ バイ パスカルカフェ/
プラリネショコラセット

フランスのプラリネ専門ショコラティエ。
こちらもお初にお目にかかる。イオンの催事で入手。

お味は、ヘーゼルナッツ&アーモンドプラリネ(ミルク)、ヘーゼルナッツ&アーモンドプラリネ(ビター)、ヘーゼルナッツプラリネ(ミルク)、ヘーゼルナッツジャンドゥーヤ(ビター)の4種。 

ヘーゼルナッツ&アーモンドプラリネは、ざくざく香ばしいナッツになめらかなチョコが絡んで、素直に美味しい。塩の利き方が絶妙! 特にミルクチョコとのバランスが素晴らしい。

ヘーゼルナッツプラリネは、ナッツの香ばしさと甘すぎないミルクチョコの組み合わせがよかった。こちらも塩が甘みを引き立てていて、とてもいい。

ジャンドゥーヤは、塩っ気のないビターチョコで、マニッシュな印象。

私のお気に入りは、ヘーゼルナッツ&アーモンドプラリネのミルク。塩が美味しさを格上げしていると思う。

王道の詰め合わせという雰囲気で、粒も大きく、満足度が高い。


ブノワ・ニアン/
クッキー オ モルソー ド ショコラ

実物の写真がないのも悲しいので、公式webサイトを貼っておく。
https://benoitnihant.jp/blogs/news/019

(写真は公式サイトより)

ベルギーのショコラティエ。
こちらも初めて購入。

池袋西武の催事では、できたてを販売しているのだが、私は買ってから時間が経ってしまったので、食べる直前に温めてみた。そうしたら、真ん中にのっているチョコはとろとろに溶けて、クッキー生地は分厚いのにさくさくしっとり口当たり軽くて、ボリューミーな見た目に反してペロリといけた。香ばしくビターなクッキーと、溶けたチョコが舌の上で混ざって食感も楽しい! お値段にも大納得の美味!

今度はチョコ単体も食べたい。

ピュイリカールは本当に繊細だったなあ。いろんな味が複雑に絡み合っている一粒に出会えることが、高いチョコを買う醍醐味という感じがする。あとは、ちょっと面白い素材とのマリアージュに出会えると心が躍る。

一方で、シンプルでストレートな味のほうが、「わっ!美味しい!」って脳がすぐに理解するな、とも思う。安心して楽しめるというか。

ところで、今年のバレンタイン催事では、例年とは異なり、クッキーやフィナンシェ等の焼き菓子が目立った。

これまでも、どこの店にもキャラメル味があるな、とか、新作は軒並み柑橘系が入っているなとか、年ごとに流行があるのは感じていた。とはいえバレンタインなので、あくまでもチョコがメイン。しかし今年は、焼き菓子がチョコと同列に並んでいて、新鮮だった。バレンタイン催事好きな友人たちも口々に言っていたので、全体的な傾向なのかな。

気になるのは、これが単に2021年の流行なのか、コロナの影響なのかというところ。

コロナで物流に遅延等々が発生しているが、日持ちに関しては、チョコと焼き菓子で、そんなに変わるとは思えないので、別の理由かなと予想。

軽く調べてみたら、やはり原材料であるカカオの流通や価格がコロナによって大きく影響を受けているもよう。輸入国が港を閉鎖していたり、世界中で嗜好品であるチョコの消費が落ち込んでいたり。

経済については不勉強なので、これが日本のバレンタイン催事の焼き菓子増加と関係しているのかはよくわからない。知っている人はぜひ教えてください。

とりあえずは、コロナが及ぼすさまざまな影響について改めて考えさせられた。

バレンタイン催事は、高級チョコを試食できることも魅力の1つなので、来年はどうか、試食が可能な状況になっていてほしい。

今年のバレンタインも、美味しいチョコをたくさん食べられて幸せだった。ごちそうさまでした!


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