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093:3年ぶりのPGAショー①

 さて、不定期に書き綴ってきた「五島のうまかもんシリーズ」を一旦お休みして、昨日から来ている米フロリダオーランドで開催されている「PGAマーチャンダイジングショー」の裏側的なお話を好き勝手に書いてゆきたいと思う。

のニューヨークJFK経由、からのロストバゲージ

 コロナの影響によって3年ぶりのPGAショー出張となったのだけれど、目的はいつもの通り米ゴルフデータテック社と2年に一度共同発刊している「世界ゴルフレポート」2023年版のPR及び記者発表の実施。「それだけのためにアメリカくんだりまで行く必要があるの?」というのはいつも自分の身について回る葛藤なのだけれど、今回は11月の訪米時に脳梗塞を発症したこともありその葛藤はいつも以上に大きく、更に「円安」「アメリカの物価高」という事情も手伝ってその手かせ足かせ的なものは大きかった。
 でも、ゴルフデータテックメンバーとのこれまでの共同作業によって生み出された(世界レポートという)「我が子」をこの世に送り出すこの儀式はやはり現地にってやりたいな、という思いの方が大きく今回の訪米を決断。

 今回がいつもと違ったのは、日本の出発地が羽田で途中経由地がニューヨークJFK空港だった点。いつもは成田発シカゴオヘア空港経由というのが大体のお約束だったのだけれど、オヘアでの国内線乗り換えの混み混みっぷりがどうも嫌いな私にとっては有難いことだった。

 いつもの通り通訳兼コンテンツ構成を手伝って頂いているパートナーのトリプルダブル田村さんと空港で待ち合わせていざ出国。その前に空港のラウンジで日本シャフト栗原さんと後藤の高橋晋平ちゃんに偶然会えたのは思わぬ喜びだった。

機内でリモートデスクトップがフリーズ

 前回の米国出張で脳梗塞を発症したこともあって、今回はできる限り現地に向かう機内での仕事を抑えるべく渡米前にやれる仕事は片付けてきたのだけれど、自分の仕事のルーティンとして「月曜日の全国小売店の実売データ処理」は欠かすことができず前倒しにもできないもの(前の日の日曜日までの一週間分の全国ゴルフ用品小売店のPOSデータを月曜日に処理するため)。なので今回も比較的余裕をもって11時羽田発の飛行機内で「最低限の」データ処理を行えるよう準備を行い、ベルト着用サインが消えてwifiに接続、会社のデスクトップPCにアクセスしてリモートデスクトップを開くと、接続自体はできるものの「お待ちください」の青い画面から一向に画面が更新されず・・・・・。ナンダコリャ?

 結局この画面は12時間後にJFK空港に着いた時まで変わらず、予定していた仕事がこの時点で大幅に遅延。あ、因みに飛行機が遅れることを「ディレイ」と言うけれど、国内線が遅れた時は言わないのになぜか多くの人が国際線が遅れると「ディレイ」というのは何でだろw。ついでに言うと「乗り継ぎ」のことも国際線になると皆「トランジット」と言う不思議w。まあ俺もちょいちょい使うけど。

 この時に少しイヤな予感。

 JFKでの乗り換えの時間が1時間半くらいしかなかったこと、初めてのJFKということもあり少し焦りつつもオーランド行きの国内線に乗り換え、雨のニューヨークから太陽降り注ぐフロリダオーランド国際空港に現地時間の夕方3時に到着。この時点ですでに自宅を出てから24時間が経過。エコノミー症候群による血栓の心配も、機内に持ち込んだマッサージガンと粉末緑茶のおかげですこぶる快調。

 そういえば、3年ぶりに訪れたオーランド国際空港はターミナルのリニューアルが行われたのかすっかり綺麗になっていた。


フロリダと言えばディズニー。毎回100%スルーw

 で、新しくなった手荷物受取所でスーツケースが出てくるのを待っていたのだけれど、待てど暮らせど私と田村さんのスーツケースは出てこずベルトコンベアも無情のストップ。空港の係の人に話を聞くと「お前たちの乗ってきた083便じゃなく、3時間後に到着の383便に載っているよ、アハハ!」とのこと。今回が3度目のロストバゲージ体験だけど、この時ほど空港職員の態度の差を感じることはない。一度だけ成田でロストしたことがあるのだけれど、その時の成田空港の職員は「平謝り」という言葉がこれほど相応しいことはないくらいの態度だったけど、アメリカでは「ああ、ないの?あっそう」というあっけらかんとした態度。「だって間違えたの俺じゃないもーん」という感じで、怒りたくても怒れないというか、「ああ仰る通り」と妙な納得をさせられてしまう感じ。このあたりは個人的な外国人コンプレックスみたいなものもあるんだろうけど。

 で、バッグを送ってもらうか3時間後の到着を待つか田村さんと相談した結果、「3時間待ちましょう」ということで、新しくなった綺麗なターミナルで仕事&仮眠。因みにこの時もデスクトップPCのブルー画面は変わらず、実質的に仕事はできなかったのでふて寝するしかなかったw

BGM:大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」

 そして3時間後、383便に搭載されたスーツケースを無事受け取りUBERにて今回の宿へ。

初めての一棟貸しタイプの宿

 これまでのPGAショー訪問では、会場となるオレンジカウンティコンベンションセンター近くの「ROSEN」系のホテルやREDROOFなどのモーテルに宿泊していたのだけれど、施設の割に料金が高いことや部屋がぼろいこと、wifi環境が脆弱だったこともあって今回は会場から少し離れた一棟貸しタイプの宿を手配したのだけれど、これがまさかの大当たり!


 写真はリビングなのだけれど、ベッドルームはツインタイプのものが合計で3部屋あり、それぞれにトイレとシャワールームが完備。1階はガレージになっていて洗濯機が2台完備。キッチンは七面鳥が余裕で焼けるようなグリルに大型の冷蔵庫、その他食器類も10人くらいのパーティーが余裕でできるような感じ。まさにアメリカって感じ?

 今回も多くの日本の業界関係者がフロリダに来ているようだけど、それらの人たちを集めての大人数での「部屋飲み」ができそうw。

日本から持ってきた粉末のお茶と和菓子が早くも大活躍

 個人的には総じて薄暗いアメリカのホテルに泊まるよりも、こういうところに泊まった方が精神衛生上は遥かによろしい感じ。車で施設に入場する際にはパスワードロックされたゲートがあり、セキュリティも申し分ない。

 現地時間は朝の8時。周辺施設の視察も兼ねてちょっと朝ランに行ってきます。その後は3年ぶりのDemo Dayへ。

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