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【110:積年の課題がようやく解決!か?】



私が働いている会社の仕事始めはどうやら明日かららしいんですが、私はボチボチ働き始めています。

当社が集計・分析しているゴルフ用品小売店実売動向調査「YPSゴルフデータ」の大幅なシステム改変に年末年始の時間を使って取り組んでいました。

当社のデータをご覧になっている方、契約頂いているクライアント企業の方はご存じかと思いますが、本データの集計の「最小単位」は「モデル」となっています。つまり、例えば「ダンロップのゼクシオ13シリーズのドライバー」の販売集計単位は、

■メンズドライバー(MP1300シャフト装着モデル)が何本
■レディースドライバー(MP1300Lシャフト装着モデル)が何本


売れたのか?というのが最小単位ということです。10年前だったらこの単位でも十分にデータとして利用価値はあったのですが、近年では「特注モデル」の売上構成比が上昇しています。上の「ゼクシオ13メンズモデル」で言えば、

■カタログに掲載されていないシャフトメーカーのシャフトが装着されたモデル、例えば「SPEEDER NX GREREN50のS」が装着されたモデル

といったように、集計する私の立場からすると「イレギュラーなモデルの売上」とでも表現できるようなスペックの売上構成比が目に見えて上昇してきていました。

これらの「カスタムモデル」も各パネル店のJANコードを拾って集計対象としているのですが、最近では「ヘッド情報」と「シャフト情報」を「分解して集計したい」という要望が急増しています。

つまり上記の例で言えば、

■純正シャフト(MP1300)
■カスタムシャフト(SPEEDER NX GREEN50)
■その他のカスタムシャフト


夫々の販売数量構成比を知りたい。更に言えばそれらを「ロフト」「フレックス」に分解して集計分析したい、という要望が急増していました。

更に更に言えば、各クラブメーカーのクラブの「シャフト売上データ」のみを抜き出して「世の中でどのシャフトメーカーのどのモデルが売れているのか」を分析したい(ゴルフクラブ市場におけるシャフトトレンドを定量的に分析したい)という要望が急増していたのです。

これまでの当社システムでは物理的にそうした分析は(クライアント側で簡単に)できなかったのですが、今回過去のものも含めたPOS情報(特注、客注コードも含めたJAN情報)を更新することでようやく可能となりました。

アイアン市場におけるシャフトの多様化を痛感!

本改訂は約10年前から着手していたのですが、次から次へと発表される新製品とシャフトに私自身のキャパが追い付かず塩漬け状態となっていたのですが、今回ようやく大元のシステム改訂が完成しました。

まだまだシステム全体の改訂は完了していませんが、これが問題なく稼働してくれればクライアント側の利便性(見えること、分かること)は大幅に向上するのではないかと。

最近は「新規ゴルファー創出」であったり「ゴルフ・スポーツを介した地方創生」であったりと「いったい自分は何屋なんだ?」と自分でも分からなくなったりw、時には諸先輩方から「自分の本分を忘れて調子乗ってんじゃねえかオメエ?」的なお叱りも受けることもありましたが、私の本分というか根っこの部分は「世の中の流れや仕組みをデータで可能な限り分かりやすくすること」。2024年もそこのところを忘れることなく、その「根っこの部分」で得た収益を「新規ゴルファー創出」「地方創生」などの産業活性化にしっかりと還元することで、5年後・10年後のゴルフ産業及びスポーツ産業が今よりも良くなっている世界を目指してゆきたいと思います。

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